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株式会社光洋

スーパーマーケットの発注業務を自動化し、月62時間を削減
RPAツールで作業を標準化し、小売業の働き方改革

食料品及び日用雑貨品等の小売販売
導入ライセンス
フル機能:3ID
稼働ロボ数
24(2020年5月現在)
従業員数
1,209人

「SUPERMARKET KOHYO」「マックスバリュ」「PEACOCK STORE」といった地域密着型のスーパーマーケットを展開する、株式会社光洋。
1973年に創業し、現在は大阪府・兵庫県・京都府・奈良県に約80店舗を構えています(2020年2月時点)。

この事例のポイント

  • 約62時間の削減につながったうえ、本社スリム化が実現した

    業務を自動化したことで、約62時間という大きな時間を削減できました。それだけではなく、業務フローの簡素化に成功したことで、エリアマネージャーを減らし、本社スリム化も実現しました。これまで属人化していた発注業務を、ロボットによって自動化しつつクオリティも向上しているので、ロボパットの導入はメリットがかなり大きいと思いますね。

  • ロボパットに乗り換えて、ロボット数が2.4倍に

    以前もRPAツールを導入していましたが、「これなら簡単にロボットを作れそう」とメンバーの意見が一致して乗り換えたロボパット。これまでは、1年間3名が頑張って、10個のロボットしか作れませんでした。しかし、ロボパットにしてからは「トライアル期間+1カ月」で24個のロボットが完成しています。ロボパットのセミナーで学んだ「まずは簡単なところから取り掛かる」という考え方は、ずっと大切にしていきたいです。

  • 売り上げアップに貢献する本質的なデータを拾っていく

    ロボパットを導入してから、売り上げアップに貢献する本質的なデータを効率的に取れるようになりました。これまでは工数をかけないと取得できないデータだったので、手軽にチェックできるようになり、現場担当者の手間を少しでも減らせているのではないでしょうか。ロボットには「アトム」と名前をつけて、親しみやすさを出しているので、社員とロボットの距離感がさらに近づけばうれしいです。

INTERVIEW

※以下、敬称略株式会社光洋は、2020年5月にロボパットを導入し、主に本社業務を自動化されています。ロボパットによって、日々の業務はどのように効率化されたのでしょうか? 株式会社光洋 営業本部 ストアオペレーション部の大西正則さんにお話を伺いました。

最初に、ロボパットを導入している部署について教えてください。

大西

ロボパットは、営業本部・商品本部・管理本部で導入しています。
ロボパットのプロジェクトに関わるメンバー、それぞれのメンバーの役割については以下にまとめました。

株式会社光洋のロボパット導入プロジェクト

<営業本部>
ストアオペレーション部 部長 佐茂 好則
IT・デジタル技術を導入し、会社全体の業務改革を推進している。

ストアオペレーション部 業務改革グループ リーダー 大西 正則
本社や店舗の業務を分析し、オペレーションの改善を進める。自身でロボットを開発しながら、開発担当者にもロボット作成を依頼している。

数値管理担当 角野 久美子
販売担当部署から要望される、店舗運営に必要な数値データを加工して提供する。また、その業務に基づくロボットを開発している。

<商品本部>
コーディネーター部 数値管理課 課長 玉城 達也
仕入れ担当部署から要望される、仕入れに必要な数値データの加工や店舗が発注のために参考にする様々なデータを提供している。また、その業務に基づくロボットを開発している。

<管理本部>
システム部 石津 弘基
システム部のRPA担当として、要望があったロボットを開発している。


業態写真

ロボパットのプロジェクトには、5名の方が関わられているのですね。ロボットはどのくらい作られているのでしょうか?

大西

トライアル期間を経て2020年5月にロボパットを導入し、24件のロボットを作りました(2020年5月末時点)。
数時間かかる手間の多い業務から、5分程度で終わる手軽な業務まで、さまざまな本社業務を自動化しています。
そのなかでも効果が大きいと感じるのは、営業本部の角野が開発した「畜産発注起案」のロボットです。

「畜産発注起案」・・・どのようなロボットなのでしょうか?

大西

牛肉のパック売り商品など、畜産商品の発注データ作成を自動化するロボットです。

これまでは週1回、本社に所属するエリアマネージャー4〜5名が、規模が小さい約30店舗の畜産商品の発注データを1週間分まとめて作成していました。
エリアマネージャーひとりあたり6〜8店舗を担当し、過去の売り上げや天候といったデータを参考にしながら、店別・日別・単品別に畜産商品の発注数を考えていたのです。
そして今度は、エリアマネージャーが考えた発注データを見て、各店舗の発注担当者が最終調整をしていました。

しかし、このやり方で進めるには、問題が3つありました。

1つ目は、エリアマネージャーの手間が大きいこと。
2つ目は、エリアマネージャーが人力でデータを作成するため、発注の精度が属人化してしまうこと。
3つ目は、「せっかくエリアマネージャーがデータを作ってくれたから」と店舗側の最終確認が甘くなってしまうこと。

そこで、問題を解決するために「畜産商品の発注データ作成をロボットに代行してもらおう」となりまして。
これまでの実績や天候データをもとに、最適な発注数を自動的にExcelに算出し、そのまま自社の発注システムに登録できるロボットを作りました。

ロボットを作ったことにより、どんなメリットがありましたか?

大西

会社全体で1カ月あたり約62時間の削減につながり、大きな効率化が実現しています。

また、「完成したデータをエリアマネージャーが軽くチェックし、店舗側が最終チェックする」というフローに変わり、エリアマネージャーの手間が少なくなりました。その結果、4〜5名だったエリアマネージャーが配置転換で1名に減り、課題として掲げている「作業の標準化」に一歩近づきましたね。

そして、ロボットがデータを作成することにより、属人化を避け、発注のクオリティを一定に保てていると思います。むしろ、発注の精度は向上しているのではないでしょうか。
店舗側もしっかりとチェックを入れるようになり、「この商品は売れそう」と現場の肌感覚を取り入れながら、発注数を調整できるようになったので。適正な数を発注することで、値引きせずに定価で販売でき、その分売り上げアップにもつながっています。

畜産発注起案ロボ
営業本部角野様が開発した「畜産発注起案ロボ」は、効率化と売り上げアップの両方に貢献している

1カ月に約62時間の削減は、大きい数字だと思います。
「畜産発注起案」のロボットを作るにあたり、ポイントだったことはありますか?

大西

気象庁の天気データをWebページから取り込めるようにしました。過去の天気と売り上げを照らし合わせたり、今後1週間の天気予報をもとにロボットがデータを作成できるようにしたりしました。

スーパーマーケットは、徒歩や自転車などでご来店されるお客さまが多く、天気に売り上げを左右されやすい業種です。
ただ、以前は晴れであることを前提にデータを作成していたので、発注数を見誤ることが多くありました。
しかし今は「1年前のこの時期は、雨だと売り上げが落ちたから、今年も少なめに発注しよう」といったように、天気データをもとに発注数を組めています。

天気データの取り込みは、私たちだけでは開発が難しかったため、ロボパットの担当者である林さんにご支援いただきました。「こうやって取り込んでください」とサンプルデータをもらい、そのやり方をマネすることで、スムーズに開発が進んだので助かりました。

そもそも、なぜRPAツールを導入することになったのでしょうか?

大西

弊社では現在、IT・デジタル技術による業務改革を積極的に進めています。
その一環として日々のパソコン業務の自動化、業務の標準化を目指して、約1年前に導入したのがRPAツールでした。

実は、最初に導入したのは、ロボパットとは別のRPAツールでしたて。当時私は部署にいなかったのですが、佐茂部長が導入し、玉城課長を中心に開発を進めていました。
1年間、ロボット作りに注力しましたが、結果的に完成したロボットは、玉城・角野・石津の3名で10個。3名共ITスキルが高い人財ですが、なかなかスムーズには進みませんでした。
この3名で開発が困難であれば人事異動等があった場合、誰もロボットを作れなくなる。そんな危機感もあり、もっとスピーディに進められて、もっとわかりやすいRPAツールに変えることに決めました。

光洋のIT・デジタル化推進
株式会社光洋は、IT・デジタル技術による業務改革に積極的に取り組んでいる。実はRPAの導入は2回目。
現場担当者の使いやすさを考えてロボパットへの切り替え導入を決定したと言う。

開発しやすいRPAツールを求められていた、と。
その後、トライアルでロボパットを使い、本格的に導入を決めていただきましたね。

大西

はい。ロボパットが掲げていた「スキルがなくても作れる」の言葉がグサっと刺さりましたね。実際に、弊社の数名がロボパットのセミナーに参加しまして。ITスキルが高いメンバーも、ITスキルがそこまで高くない私も「ロボパットなら簡単に作れそうだし、導入したい」と意見が一致したんです。

なかでも、誰よりもRPAツールと向き合い、誰よりもエラーの対処と戦ってきた玉城課長が「ロボパットのセミナーに参加して、考え方が変わった。優れているツールだと思う」とその声が約1年間他のRPAツールを使用して開発ができるようになってきたタイミングにおいても切り替えを行う大きなきっかけとなっています。

以前のRPAツールで開発しているときは、ロボットには難しい業務を1から10まで任せるのがベストだと思っていました。

しかし、ロボパットの担当者の方は「難しい業務の自動化にチャレンジしても、最初はなかなか進まない。それなら、まずは簡単なところから取り掛かり、だんだんと自動化する範囲を増やしていきましょう」と言っていたのです。
高度なロボット作りに悩んでいた私たちにとって、「もっと肩の力を抜いていいのだ」と思える目から鱗の考え方でした。

あと、RPAツールを販売するさまざまな会社の方に、佐茂部長が「ロボパットのデメリットはありますか?」と聞いて回ったのですよ(笑)。
そうしたら、どの会社からも「御社がやろうとしている範囲の作業の自動化なら、正直デメリットはないと思います」と返答をもらい、ロボパットに切り替えようと決めました。

取材に答える大西様
WEBでの取材に答える大西様(光洋本社にて)

上の立場の人が自分の仕事について理解してくれるのは、現場としてもうれしいですね。ロボット作りをしていて、苦労したポイントはありますか?

大西

ロボットを時間通りに動かすためのシナリオも作っているのですが、指定した時間以外に動かしたいときがありました。通常とは違うタイミングに日にちと時間を指定するとき、どうやったらいいのか分からず、困ったことがありました。

サポートデスクの方にお問い合わせをしたところ、翌営業日には「こう設定すれば狙った動きができますよ」と解決策を1パターンだけではなく、2パターンもご回答いただけました。

疑問が生じても、作成途中のシナリオを添付してすぐにサポートデスクの方に気軽にご質問ができるので、立ち止まって悩み続けることがなく、助かっています。

「小さく始めて、できることを増やしていく」という考え方は、弊社で大切にしているものなので、そう言っていただけてありがたいです。ロボパットを使ってみた感想はいかがですか?

大西

「外部データの操作」「コマンドの登録」などが容易なうえ、純国産で操作がわかりやすいと思います。ユーザー目線に立って、ITスキルが低くても迷わず使えるように作られているツールだと感じますね。

ヘルプデスクを始めとしたサポート体制も整っており、おかげさまで開発がスムーズに進んでいます。先ほどお話ししたことと重なりますが、ロボパットに切り替えてからは、以前のRPAツールで作っていた10個のロボットの作り直しを含め、24個のロボットが完成しました。

導入後1カ月は新型コロナウイルスの影響で、本社メンバーがほとんど現場に出ていたので、それでも数が2.4倍に増えたことを考えると、大健闘だと思います。
大きな成果が出たのは、ロボパットの担当者の方に「小さく始める」の考え方を教えてもらったから。

あのとき、ロボパットのセミナーに参加してよかったです。

ロボATOM
商品本部玉城様の作ったロボ「ATOM」。売れ筋データなどを全社員宛にメールで配信してくれる。

ありがとうございます、お力になれてうれしい限りです。
今後、ロボパットを活用して、どのような状態を実現したいと考えていますか?

大西

畜産発注起案のように、本社が各店舗に指示している負担が大きい作業を、少しずつ自動化していきたいと考えています。弊社は、スーパーマーケットを約80店舗展開しているので、各店舗で15分でも作業を短縮できれば、20時間の削減につながるのです。

あとは、売り上げアップに貢献するような本質的なデータを、手軽にチェックできるようにしたいと考えておりまして。
例えば、「売れ筋商品ベスト30の最終販売時刻」をデータ化し、その結果を全社員にメールで送ってくれるロボットを玉城課長が作りました。社長まで日々確認している最重要のデータがRPAツールで自動化されています。メールの送信者は、ロボットに親しみをもってもらえるように「アトム」という名前にしています。皆にRPA(アトム)の存在が定着してきました。

以前は、大勢の方がそれぞれ工数をかけて自社システムからダウンロードしなければならないデータでしたが、玉城課長の頑張りによって、手軽にチェックできるようになりました。

このように見るべきデータを明確にし、いつでも簡単に目を通せる状態を作ることで、現場担当者の手間を少しでも減らしたいです。

最後に、御社と同じ小売業を展開される企業にメッセージをお願いします。

大西

私が日々実感するのは、小売業には売り方を考えるのが得意な方は多いけれど、効率的に業務をこなすのが得意な方は多くないということ。デジタル技術を使わずに、アナログで時間をかけて作業を進めているのです。

小売業は、お客様とのコミュニケーションを重視する分、デジタルでは代替できない業務が多いのが事実です。ただ、日々の事務作業のように、ロボットを導入するべき場面もたくさんあります。
そんな業務を自動化すれば、働く人の負担を減らせるし、仕事の精度を上げられるし、人件費も削減できるし、メリットだらけです。
私は実際に使ってみて、業務の効率化だけではなく、売れ筋商品データのメール共有施策など、売り上げアップにつながることも実感しました。

だから、「小売業はデジタルなんて関係ない」と思わず、一度ロボパットの導入を考えてみてほしいと思います。
私の最終的な目標は、事務作業の時間をゼロにして、その分、販売戦略を考える時間に充てること。小売業を展開するみなさん、一緒にロボパットを使い、小売業の働き方改革を進められたらうれしいです。

導入担当者からのコメント

林 智大 営業推進部・セールスディレクター

佐茂様、大西様にはインタビューで大変お世話になりました。 世間ではコロナ渦でスーパーマーケットを展開しているので休業もなく、電話をするとこれからレジの応援なんですというお言葉も頂く中で時間を割いて頂きました。 ロボの作成もトライアルから計画的に進めて頂き、ほとんど、私の支援もなく進められていました。 今後もDXを推進されていくとのことですので、一緒に推進出来たらと考えています。

この記事を書いたコンサルタント

林 智大

営業推進部・セールスディレクター

大手通信系IT企業に入社後、営業からバックオフィス部門まで幅広い業務に従事。その後、BPO事業を展開する東証一部上場企業で某自治体でのマイナンバーカード交付業務のプロジェクト責任者として参画し、運用の構築と安定稼働を実現。2018年にFCEグループへ入社。これまでの実務経験を活かし人とロボットの共存をコンセプトにRPAで各企業の業務効率化を推進している。

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