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株式会社グリーンホーム
大分県で学生アパートの管理と食堂経営を手がける株式会社グリーンホーム様。コロナ禍の環境変化をきっかけに社員が半減し、一時は事業継続すら危うい状況でした。そこで同社が選んだのが、ロボパットによる定型業務の自動化と、人が育つ組織づくりを見据えたSmart Boarding(※)の導入です。現在は30個のロボットが稼働し、年間約500時間の業務時間削減を実現。さらに、単なる効率化にとどまらず、社員一人ひとりが業務改善を自ら考え、実行する風土づくりも進んでいます。今回は、代表の稗田様、経営企画室の河添様、営業支援の石井様に、人手不足というピンチをDX推進のチャンスへと変えていった取り組みについて伺いました。
※Smart BoardingはFCEが提供する人財育成プラットフォームサービスです。
HP:https://www.smartboarding.net/
実は、RPA検討のきっかけは、事務・営業が6名から3名に半減してしまったという出来事でした。採用も考えましたが、なかなか欲しい人材を見つけるのは難しく、やり方を根本から変えようと話している中で、RPAにたどり着きました。
経理の預金データ受領や、入居者向け家賃保証審査の申し込みなどをロボパットで自動化。30個のロボットが稼働し、1日平均2時間、年間約500時間の業務時間削減を実現しています。
ロボパット導入時の営業担当の方とのやり取りを通じて、業務効率化だけでなく人材育成にも関心が広がり、オフィス見学セミナーへの参加を経てSmart Boardingも導入。主体的に改善を進める組織づくりにも取り組んでいます。
― ロボパットを導入いただいた背景や、きっかけについて教えてください。 ―
当社は大分県で不動産管理業をしておりまして、日本文理大学の学生アパートの管理と食堂経営をメインでしております。学生の入居中の管理や、入退去の対応というのがメインの事業になります。
2025年6月までは事務と営業あわせて6人体制で運営していたのですが、この時期に、6名から3名体制になってしまいました。
これはまずいな、と。
このままだと、次の3月の繁忙期を乗り越えられないな、という話になりました。
採用ももちろん考えました。ただ、地方だとなかなかすぐに戦力になる人と出会うのが難しい部分もあって、今いるメンバーでどうやって乗り切るかを考えないといけませんでした。
― 数あるツールの中から、ロボパットを選ばれた理由をお聞かせください。 ―
もともとパソコンをいじるのが好きで、Excelもかなり使ってきました。
Power Automateやマクロも検討しましたが、少人数で業務を回している中で新たに勉強する時間を取るのは難しいと感じました。
ロボパットは初心者にも使いやすそうで、ノーコードという点が大きな魅力でした。何より、営業担当の塩塚さんが「まずは使ってみましょう、しっかりサポートします」と寄り添ってくれたことも安心材料でした。
最も重要視したのは、当社の事務スタッフや私の妻も含めて、現場のメンバーが使えるようにならないと意味がないということでした。ノーコードのロボパットなら、メンバーみんなで使えるイメージが持てたのが大きかったですね。
― 実際にどのような業務を自動化されていますか? ―
一番初めにロボ化した業務は、経理の預金データの受領です。クラウドの会計システムにて、金融機関の預金口座取引明細を自動連携させ、不動産管理のシステムへ入金を連携させる仕組みの一部を、毎日朝9時30分に自動実行させるようにしました。
預金データの受領作業は、毎日決まった時間に担当者が手動で会計システムと不動産管理システム間のデータを確認・連携させていました。1回あたりの作業時間は10分から15分程度と短時間ですが、毎日必ず発生するルーティン業務なので、担当者にとっては着実に負荷が積み上がる仕事でした。
他には、入居が決まった方へ家賃保証の審査申し込みを行う業務もロボ化しています。学生寮の新入生が一度に50名以上入居するため、短期間で全ての方の家賃保証申し込み作業を行わなくてはいけません。
手作業のときは、家賃保証会社のウェブサイトへの審査情報入力、賃貸管理システムへの情報入力、さらに賃貸借契約書の電子署名手続きのために電子契約ソフトへ入居者名や送信先メールアドレスの入力、電子署名位置の設定、そしてメール送信までを一つひとつ行っていました。
今ではすべてロボが自動で行ってくれます。
人がやっていると情報の入れ間違いが起こってしまうような繰り返し作業も、ロボに任せることで、安心して業務を進められるようになりました。

― ロボパット導入による効果や、社内での変化について教えてください。 ―
現在稼働しているロボットは30個。1日平均2時間、年間約500時間の業務時間削減を実現しています。
削減できた時間は、さらなる業務効率化を目指した新規ロボットの作成やメンテナンス、新規事業の推進といった、付加価値の高い業務に充てています。
導入当初は、事務員の離職に伴い、回らなくなった業務を自動化することを目的としていました。しかしながら、ロボパットという自動化ツールだけでなく、FCEの皆さんのサポート支援、認定プログラムでの操作する人を育てる仕組みによって、社員の業務改善を自ら考え、実行する思考力や主体性、自律性が培われたと実感しています。
社内でパソコンがそこまで得意ではない方、Excelを言われた通りに使うくらいしかできなかった方が、ロボパットマスター認定プログラムを通じてすごく変わったんですよね。教えてもらった通りにやったらロボがきれいにできて、ショートカットを使ったらすごく効率化できたという成功体験が、意識の変化につながったと感じています。
― ロボパットの活用を進める中で、社員の成長や組織づくりにも注力されているとうかがいました。Smart Boardingの導入にはどのような背景や経緯があったのでしょうか? ―
ロボパットの担当の方々とやり取りするなかで、この会社すごいな、と思ったんです。みなさん会社に対してすごく前向きで、挑戦するスタンスがある。そこに興味を持って、もっとFCEさんと付き合っていきたいと思うようになりました。
それがきっかけで、「7つの習慣®」研修 Business Ownership を、当社の火種となるメンバーに参加してもらおうかなという流れになって、ロボパットとSmart Boarding導入という経緯になりました。
私は普段から、社員にどうしたらいいですかと聞かれても、すぐ答えを言うのではなくて、あなたはどう思う?と返すようにしています。自分で考える習慣を持ってほしいのです。
もっとロボを活用しながら、みんなが主体性を持って生産性を上げるということに、今取り組んでいます。

― 今後の展望や、目指していることについてお聞かせください。 ―
― グリーンホーム様では、リクルートの副業・兼業マッチングサービス サンカクを活用し、本業でパートナーセールスの経験を持つ石井様を営業支援メンバーとして迎え入れています。外部の専門人材の知見も取り入れながら、地方企業発のDX推進をさらに広げようとしています。
地方の企業でも、やり方次第で全国に通用するレベルまでいけると思っています。
今、河添と、リクルートさんの副業・兼業マッチングサービス サンカクを通じて参画いただいている石井さんの3人で、大分県内でまずロボパットの契約を広げていこうと動いています。
石井さんは本業でパートナーセールスの経験をお持ちで、グリーンホームではその知見を生かして営業支援の立場で関わっていただいています。地方では、こうした外部の専門人材とつながること自体が大きな力になると感じています。
実際に、こうした副業人材の活用は、国・中小企業庁が公表する人材活用事例集にも事例として掲載されています。地方企業でも、外の知見を取り入れながら新しい挑戦ができるんだということを、私たち自身が形にしていきたいと思っています。
地方は、まだRPA自体を知らない企業さんも多いのですが、だからこそビジネスチャンスは大きいと思っています。横のつながりを活かしながら、銀行さんや業界団体、セミナーなど、いろいろなルートで広げていきたいと思っています。
ロボパットを自社で活用するだけでなく、販売パートナーとして広げていくことで、地方企業のDXを後押ししていきたいです。地方でもここまでできる、という形をつくっていきたいですね。
私は12月からグリーンホーム様と一緒に活動させていただいています。九州の企業の拡大に貢献したいという思いがあり、これまでのパートナーセールスの経験を生かして、ロボパットをどう展開していくかの販売戦略づくりにも関わっています。
直販だけではなく、銀行さんとの連携や業界団体へのアプローチ、セミナー開催など、さまざまなルートを組み合わせながら広げていくことが重要だと考えています。地方だからこそ、人と人とのつながりを生かした広げ方ができると思っています。
グリーンホーム様は、自社でロボパットを活用して成果を出しているからこそ、現場での実感を持って提案できる強みがあります。そうした実践知と、外部の営業ノウハウを組み合わせながら、地方企業のDX推進に貢献していければと思っています。
不動産仲介会社のバックオフィス業務には毎月の定型業務が多く、それらに多くの人的リソースが費やされているのが現状です。特に繁忙期における事務作業やご案内、ご契約手続きといった業務を、残業で対応するのではなく自動化で対処することは、もはや今後のスタンダードになると確信しています。
私たち自身が現場でロボパットを活用してきたからこそ、同じような課題を抱える不動産会社やバックオフィス部門に対して、実感を持ってお伝えできることがあると思っています。
ロボパットは、現場スタッフでもすぐに使える操作性の良さと、結果にコミットしてサポートしていただける仕組みが整っています。ぜひ一度、ご検討されることをおすすめいたします。
グリーンホーム様の取り組みは、動画でもご覧いただけます。現場の雰囲気や、稗田代表のお話を映像でもぜひご覧ください。
※インタビュー動画は、YouTubeで公開されている動画を埋め込んで掲載しています。動画の権利は大分ケーブルテレコムに帰属します。

近藤 恭子
グリーンホーム様のご支援で一番印象に残っているのは、やはり稗田社長の明るさとパワフルさです!いつも前向きで熱い想いを持ち、自然と周りを巻き込んでいく姿がとても魅力的だと感じました。稗田社長が描く「地方DX」のビジョンにも強く共感しています。人材が限られる地域だからこそ、人手に頼らない仕組みづくりを進めながら、同時にIT人材の育成にも取り組まれている点が本当に素晴らしいです。そうした積み重ねによって、地方にいながらも強い組織をつくられているのだと実感しました。これからのさらなるご活躍がとても楽しみです!私たちも引き続き、しっかり伴走させていただきます!