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RPA 2021.03.03

SAPとは?RPAとの違い、RPAとの連携で業務効率化を促進

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今や効率的な企業経営を行うためには、ERPパッケージの導入が必須となっています。ERPパッケージは数多くありますが、その中でも国内で最も大きなシェアを誇っているのがSAPです。「企業業務を効率化させるためのソフトウェア」であるSAPにRPAを連携させることで、業務効率化をさらに促進することができます。
この記事では、ERPパッケージであるSAPと、SAPとRPAを併用することのメリットについて解説していきます。

【目次】

 

SAPとは

SAPとは、ヨーロッパ最大級のソフトウェア会社「SAP社」がリリースしているERPパッケージの名称です。日本にも「SAPジャパン」があります。

ソフトウェア会社「SAP」

SAPは、ドイツの中西部に位置するヴァルドルフに本社を置いている企業です。このSAPは、「システム分析とプログラム開発」という意味を持つドイツ語「Systemanalyse und Programmentwicklung」から名付けられました。「SAP」は、「エスエイピー」または「エスアーペー」と呼ばれます。

 

1972年に設立されたSAP社ですが、今ではマイクロソフト、オラクル、IBMに続いて世界第4位の売上高を誇る大手ソフトウェア企業となっています。

SAP社のERP製品

SAP社が提供しているのは、SAPと呼ばれている「企業業務を効率化させるためのソフトウェア」であるERPパッケージです。以降、「SAP=SAP社のERP製品」として話を進めていきます。

SAPはさまざまなビジネスアプリケーションが用意されていますが、最も有名なのはSAP R/3やSAP S/4HANA、SAP Business OneといったERPパッケージです。

ERPパッケージは、オラクルや富士通、オービック、ワークスアプリケーションズといった大手ITベンダーから、さまざまなタイプの製品がリリースされていますが、国内ではSAPが最も大きなシェアを占めています。

ERPとは

ERPとは、「企業資源計画」を意味する「Enterprise Resource Planning」の頭文字から取ったIT用語です。日本語では、「統合基幹業務システム」「ERPパッケージ」「ERPシステム」「業務統合パッケージ」などと呼ばれています。

 

かつて企業のシステムは、経理部門であれば経理システム、人事部門であれば人事給与システム、販売部門であれば販売管理システムなど、部門ごとにシステムが独立して存在していました。

そのため、データや情報が共有されておらず、同一企業内における二重入力や入力ミスなども発生し、業務が非効率となっていました。

 

会計業務、人事業務、生産業務、物流業務、販売業務といった企業の基幹となる業務を統合して、効率化、情報の一元化を図るためのソリューションとして生まれたのがERPです。

ERPのメリット

ERPの最大のメリットは、企業の情報を一元管理して見られることです。一元管理することで二重入力などを防ぐことができるほか、さまざまな情報を1箇所に集めることで、経営分析や経営戦略の構築、経営の見える化に活用さ役立てられるようになりました。

ERP導入のメリット

  • 複数の企業データを一元管理できる
  • リアルタイムデータで的確に経営判断できるようになる
  • 本来の業務に集中することで生産性が向上する
  • 社内システムの開発期間短縮と開発コスト削減を実現する
  • 経営の意思決定がスピードアップする
  • 内部統制が徹底でき企業意識が変革する
  • 情報システム部門の負担を軽減する
  • セキュリティが一括で管理できる

SAPのモジュール例

ERPは、会計システムや販売管理システム、在庫管理システムといった部門単位の機能が1つに集まっています。SAPではこの部門単位の機能のことをモジュールと呼んでいます。

SAPを導入するときは、モジュール単位でこの機能を使うか使わないかを決めていくことができます。

財務会計:FI(Financial Accounting)

SAPでは、会計システムのモジュールのことをFI( Financial Accounting )と呼んでいます。企業の業務データのすべては最終的にFIに流れ込んでくる仕組みになっていますので、SAP導入時はどんな企業でもほぼFIモジュールを利用します。

想定されるユーザーは、財務部門や経理部門です。

管理会計:CO(Controlling)

FIは財務諸表など外部向けの報告書を作成することが目的です。それに対して、CO(Controlling)は内部向けの報告書の作成を目的としています。

COの主な目的は、部門単位の業績管理や間接費の管理などです。COは、お金に関するありとあらゆる社内すべての情報が集まり、他モジュールからのデータが最終的に行きつくSAPの根幹を成すモジュールだといえます。

販売管理:SD(Sales and Distribution)

注文を受けてから商品を出荷するまでを管理するのがSD(Sales and Distribution)です。本モジュールでは、「どの企業やどの人から注文を受け、何の製品を出荷するのか」「その出荷する製品はいくらなのか」「出荷する製品の請求書はどこ宛てにどんなフォーマットで送ればいいのか」などを管理します。

製品やサービスなどを売れば代金を受け取ることになりますが、その売上データはFIモジュールへと自動的に流れていきます。

在庫購買管理:MM(Material Management)

「調達管理システム」「在庫管理システム」を意味するモジュールが、MM
(Material Management)です。「どこに対して何を発注したのか」「いくらくらいの価格で発注するのか」「在庫は今どれくらいあるのか」といったデータを管理するモジュールです。

発注金額や在庫量データは自動的にFIモジュールへと流れていきます。

SAPとRPAを併用するには?

SAPをはじめとするERPは、情報を一元管理することにより企業経営に効果をもたらしますが、各部門からはERPに対してデータを手入力する必要が生じる場合があります。手作業で入力するには人的な負担や、入力ミスが生じることもあります。

SAPをカスタマイズすることでも自動入力ができるようになりますが、それよりも安価に済むのはRPAで入力作業を自動化することです。従来はアドオン開発で対応してきたものでも、その多くをRPAで自動化できるようになるわけです。

一般的に、SAPの導入だけではまかないきれないところをRPAで補強するというのが主流の考え方です。その一方で、SAPを導入することで企業の業務プロセスを統合できるため、RPAを導入する必要もなくなるといった側面もあります。

RPAとは?

RPAとは、「Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション)」の頭文字を取った略語です。

ソフトウェアのロボットが、ホワイトカラーの定型作業を主とするデスクワークを自動化、代行していくツールです。

この業務を自動化・代行するソフトウェアのロボットのことを、仮想知的労働者という意味で「デジタルレイバー」や「デジタルワーカー」などと呼びます。

 

企業で日々発生する業務の中には、「紙ベースの発注書の内容を電子データ交換システムに入力する作業」や「商品情報が記載されたExcelファイルの内容をシステムの商品登録マスターテーブルにコピーする作業」など、定型業務が発生しているケースが多くあります。

こうした繰り返しの多い定型的作業にRPAを利用すると、さまざまな効果を得ることができます。基本的にRPAツールが得意とする業務は、ルールが決まっている業務、定期的に同じことを繰り返す業務、人がパソコン上で作業を行うだけで作業が完結できる業務です。パソコンの画面上で行われる手順を記録し、それをそのままそっくり再現して作業を行うことができます。

なお、RPAはAIや機械学習のように自身で考える能力は備わっていないため、単純作業や決まった作業しか実行することができません。非定型型の複雑な業務を理解したり、認識し、処理することはできないため、それらの業務は変わらず人間の手で行う必要があります。単純業務や定型業務を自動化し、業務効率化を実現するのがRPAツールの役割であり、導入する理由だといえます。

SAPとRPAを併用するメリット

SAPで実行する作業はパソコン上で行うものなので、その作業はRPAで自動化が可能です。SAPとRPAを併用することで以下のようなメリットが生じます。

 

システム管理者がソフトウェアロボットを管理しやすい

RPA導入時に自動化するためのソフトウェアロボットが多く作成されると、そのうちのある程度の割合が放置されて「野良ロボット」となり、システムに悪い影響をもたらす可能性があります。

そのため、システム管理者が目を光らせて自動化プログラムを管理しなければいけないのですが、SAPの場合はRPAのソフトウェアロボットを稼働させるプラットフォームが1つなので、管理しやすくなります。

組織全体にまたがった業務プロセスを自動化できる

ERPは、部門ごとに分散されていた業務アプリケーションを1つに統合できるパッケージソフトです。ERPであるSAPに対してRPAを組み合わせることで、組織全体にまたがった業務プロセス全体を自動化できるようになります。

たとえば、請求書作成業務では、営業担当者がクライアントからの発注を受け、そのデータを経理部門に引き渡してから決められたタイミングで請求書を発行します。

そこにRPAが組み合わさると、営業担当者がシステムに請求情報を入力した段階で経理システムに反映され、決められたタイミングになると見積書も発行されるようにプログラミングできます。

EDI(Electronic Data Interchange/電子的データ交換)で請求業務を行なっているのであれば、見積書の承認フローを回すところまで含めて自動化できるようになります。

 

SAPとRPAを併用し上記のようなメリットが生まれることで、より高度な労働生産性向上効果が期待でき、ビジネスの付加価値をさらに高めていくことができるでしょう。日本企業は世界的に見ても労働生産性が低い国です。SAPとRPAを併用することによって労働生産性が高まっていけば、これまでにないビジネスを展開できるようになるはずです。

SAPとRPAを併用する方法

SAPとRPAを組み合わせるために、SAP社では「SAP Intelligent Robotic Process Automation」というツールを提供しています。

RPAは、サーバーにインストールしプロセス全体を自動化する無人実行型と、従業員のパソコンにインストールし、業務の一部を自動化する有人実行型の2つのタイプがあります。「SAP Intelligent Robotic Process Automation」はどちらのタイプでもサポートしています。

まだルールベースの定型業務の自動化に留まっているRPAですが、「SAP Intelligent Robotic Process Automation」との連携により、AIや機械学習要素を加えた高度な自動化を実現できるようになります。

SAP対応のRPAツールを使用する

SAPのユーザーインターフェイスは、RPAでは扱いにくい仕様となっています。しかし、RPAから操作するには、SAPのサーバー側/クライアント側でSAP GUIスクリプティングをONに設定することで適用できるようになります。

RPAによっては、SAPに対応する特別な仕組みを持っているツールもあります。

その他RPAツールはベンダーに確認・相談を

RPAツールがSAPに対応しているかどうかは、ベンダーに確認あるいは相談をしてみましょう。

まとめ

今回は、ERPパッケージであるSAPをRPAと連携することによる、企業の業務効率化の促進について解説しました。

SAPは、部門ごとに分散されて実行されていた業務を1つに統合するERPパッケージです。そのSAPに対してRPAを組み合わせることで、組織全体にまたがった業務プロセス全体を自動化できるようになります。

また、SAPで実行する作業はすべてパソコン上で行うものなので、その作業はRPAで自動化が可能です。SAPとRPAを併用することでさまざまなメリットが生じます。

 

FCEプロセス&テクノロジーではRPAツールである「ロボパットDX」を提供しています。「現場」の業務フローと必要な機能を追求しながら改善を重ねてきた、「日本型DX」を推進するのに最適なRPAツールです。

”クリック”、”キー操作”など、コマンド選択型のインターフェースで技術者だけでなく、現場が自立して活用できるRPAとして非常に注目度が高まっています。

 

ロボパットDXは、各種研修や3ライセンスを1カ月間無料で使用できるトライアルなどサポート体制が非常に充実しています。これらを通じて、担当者がしっかりとロボパットDXの運用方法を習得できるようになっています。

 

本記事で興味が湧いた方は、ぜひロボパットDXの詳細を確認してみてください。

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RPAで自動化すべき業務を見極める3つの視点

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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

ロボパットDX編集部です。
RPAを検討中の方、業務最適化を目指し情報収集をしている方向けに有益なコンテンツを発信していけるようサイト運営をしております。

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