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DXの基礎知識 2024.08.21  [最終更新日] 2024.10.09

(DX推進の)腰が重いベテランを動かす方法

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※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※

こんにちは、FCEプロセス&テクノロジーの近藤です。

先日、あるお客様からこんなご相談をいただきました。
「人材不足で手が回らない。生産性を向上させるために、わが社もデジタル化を進めていくことに決めた。」
「そのためのプロジェクトを立ち上げようと思うけれど、できるだけ若い社員を集めた方がいいよね?」

本当にそうでしょうか?

確かに、ITツールの習得は若い社員の方が比較的得意かもしれません。
しかし、会社の生産性を向上させること、つまり業務全体を見直すことについて、若い社員だけで進めてしまっていいのでしょうか。

逆に言えば、業務を熟知して経験も豊富なベテラン社員が、積極的に生産性の向上に動いてくれると、これほど心強いことはありません。
理想は、ベテラン社員を含むすべての社員が一丸となって進めることなのです。

今回は、「DX推進」を掲げ、半ば強制的にベテラン社員も巻き込んでIT化を進めた結果、見事に社員全員がIT人材として活躍する風土を築くことができた企業をご紹介いたします。

ヒントは、「ブレない全社方針」と「やる気が続く体制作り」だったようです。
DX推進や会社のIT化に対するアレルギーに苦労している方は必見です!

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【目次】

※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※

少し抵抗があったベテラン世代

「ベテランになるほど、自分の仕事についてあれこれ言われるのが嫌になって、仕事を抱え込んでしまうものだと思います。僕もそうでした。」

そう振り返るのは、営業マネージャーのAさん、45歳です。
Aさんは、営業職なので外に出ている時間が多く、オフィスでの事務作業は好きではなかったそう。オフィスではついイライラして“独り言”が増えてしまいがちだったそうです。

そんなAさんにも、DX推進の波は押し寄せてきました。
会社の方針で、全社でRPAに取り組むことが決定したのです。

正直、かなりの拒否感があったそうですが、会社の方針ということもあり、「時代に逆らって、置いてけぼりを食らうわけにはいかない」と、重い腰を上げる決心がついたそうです。

若手社員との距離感がみるみる縮まる

RPAとは、パソコンの提携作業をソフトウェアロボットに教え込ませることで、業務を自動化していくというものです。

若手もベテランも入り混じった5人程度のチームを組んで、お互いに教え合いながら業務の自動化を進めていくことになりました。
Aさんは、最初は、覚えの早い若手と比べられるのが苦痛だったようです。
しかし、このチーム編成には意図があることがすぐに分かりました。

目的は、RPAを使いこなすことではなく、業務を自動化して生産性を上げること。
業務については、当然ながらベテラン世代の方が理解しているものです。
若い子もいてベテランもいる、そんなチームでお互い足りないところを補填しながら、業務の自動化に取り組むことで、効率よく生産性を上げることができるのです。

もう一つ、副次効果として、若手社員とベテラン社員のコミュニケーションが増えました。
「RPAで自分の仕事を自動化したら、若手が“すごいですね!”とめちゃくちゃ褒めてくれて。
いくつになっても褒められるのは、気分がいいものですね。」

少し前まで若手にちょっと敬遠?されていたAさんですが、今では笑顔いっぱいで若手社員と積極的にコミュニケーションをとるようになったそうです。

IT人材に年齢やスキルは関係ない

「ITツール=若手が使いこなす」
もしこのような固定観念があるようならば、それは取っ払ってしまった方がいいかもしれません。
Aさんのように、きっかけと仕組みがあれば、年齢は関係ありません。

みなさんの会社でも、今いる社員全員がIT人材化すると、業務が大きく変わってくるのではないでしょうか。

ポイントは「ブレない全社方針」と「やる気が続く体制作り」です!

もう少し詳しく、IT人材の育て方を知りたい方は、ぜひ個別にお問い合わせください。

 

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「⽇本型DX」に向けて組織的にRPAを活⽤していくための3ステップ

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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

ロボパットDX編集部です。
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