※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※
目指せ若手とベテランの融合
とある製造業務の総務部でロボパットを導入いただくことになりました。
このプロジェクトのメインメンバーは、新卒1年目のAさんと50代ベテラン社員のBさん。
Bさんはそもそも何を改善していくか、というテーマすら決まっていなかったので、正直、私は「大丈夫かな、、、」という気持ちしかありませんでした。笑
抜擢した上長の狙いとしては、Aさんは部内の誰よりもフレッシュで新しいことに抵抗がないので、新しいツールにどんどん慣れていってほしい。
ただ、新人だけではプロジェクトが頭打ちになるだろう、と。
そこでベテランのBさんも加わっていくことになりました。
実際に、ロボパットを使っていくと新卒のAさんは自ら進んでインプットしていき、どんどんロボを作ってきます。
Bさんはというと、、、習得が遅いです。
Bさんが遅いのには理由があり、RPAについての苦手意識も多少はあったようですが、それ以上に、Bさんは多くの業務を抱えてあまり時間が取れていないというのが大きな要因でした。
つまり、モチベーションが低いわけではなかったのです。
ただ、Aさんにも課題があり、業務や使っているアプリケーションの知識がまだ少ない分、無駄な工程を挟んでいることもしばしば。
そんな時に、Bさんがいい味を出してくれます。
例えばAさんが自動化していた転記処理を一つとっても、RPAが扱いやすいようにBさんがフォーマットを変えることを提案してくれました。
そのために他のグループ長との調整役も担い、業務のやり方自体を見直すきっかけになりました。
また、”Aさんが頑張っていますよ!”というアピールも含めて、作成したロボを社内の皆さんに公開する「ロボお披露目会」も開催し、部内で多くの反響を得ることができました。
Aさんのパラダイムシフト
するとどうでしょうか。
お披露目会の後にAさんに今回のプロジェクトの感想を聞いてみたところ、「今までは教えられたとおりに作業をすることが仕事だと思っていましたが、 目的を達成するために、より良い方法はないか、自分で考えることが大切だということに気が付きました。」という言葉をいただきました。
「なるほど、そういう効果もあるんだ」と思った言葉でした。
「うちの社員は、作業をすることが仕事だと思っている」
「そもそも無駄な作業に疑問を持たない」
と、上の人が現場を見たときに、あまり期待する状態ではないことが多いようですが、ロボパットの導入によって、そんな状態を社員自身が変えていく力を身に着けられるのではないかと、期待させられました。
これからもロボパットはみなさんのパートナーとして、「そばにいるね」という想いで支援させていただきます。