株式会社リンクアンドモチベーション
企業変革コンサルティング・クラウドサービスなどの事業を展開する株式会社リンクアンドモチベーション。若手社員も積極的に活躍する、挑戦を後押しするカルチャーが根づいた企業です。そんな同社では、現場主導でRPA活用を推進する「ロボパット部」を立ち上げ、わずか3ヶ月で20体のロボットを開発、月480時間の業務工数削減を実現しています。今回は、ロボパット部の推進メンバーに加え、マーケティング、営業およびカスタマーサポート部門の皆様にお話をお伺いしました。
導入からたった3ヶ月で、月480時間の業務工数削減に成功。最初に業務フローを可視化した「ロボMAP」を作成し、全体像を把握。営業や納品などの各プロセスを担う担当者が、それぞれ自らの業務を自動化していきました。多くの業務フローの始めに実行されるGoogleやSalesforceなどのログイン操作を自動化することで、後工程の自動化がスムーズに進みました。また、インサイドセールスのメール送信作業(月160時間削減)、イベント予約者のリスト化(月80時間削減)、顧客データのフィルタリングとダウンロード(月20時間削減)など、部署ごとに実施される頻度の高い業務から自動化を進めました。
現場主導でRPA活用のノウハウを共有する「ロボパット部」を立ち上げました。活動の中心は、週1回のルーキー編・ベテラン編に分かれた勉強会です。「ログイン処理を安定化させた」「予約リストの作成を自動化した」など、それぞれが自作のロボットを持ち寄り、悩みや工夫を共有し合っています。最初は新しい取り組みに興味を持った社員から始まりましたが、徐々に成果が口コミで広がり、参加希望者が続出。当初4名のメンバーから始めたロボパット部メンバーが、3ヶ月に60名にまで拡大しました。早期にメンバーが急拡大した要因は、「誰でも直感的にロボットを作成できる操作性」だったことが大きいです。
「ロボコレ(ロボットコレクションの略)」は、作成したロボットの成果を共有しあう社内発表会です。導入して2ヶ月くらいのタイミングで実施しました。ロボコレでは優劣をつけず、それぞれが作ったロボットを紹介し合うことで「他部署でも使えそう」「これ、真似してみたい」といった声が飛び交い、社内の技術交流や横のつながりが一気に加速。現場の努力や工夫が経営層にも伝わり「うちの社員、すごいことしてるね」と役員も驚いていました。
ぜひこちらからインタビュー動画をご覧ください。
青野 聡樹 営業推進部 CXグループ・グループマネージャー
「ロボMAP」を通じてプロセスを俯瞰するという発想と、スピーディに自動化を進められた実績が素晴らしく、発想力と実行力の両面で心から感銘を受けました。 そして、わずか3ヶ月で月480時間を削減したというインパクト──現場の皆さまの熱量と、リンクアンドモチベーション様らしい“挑戦を後押しするカルチャー”が見事に結実した結果だと感じています。 特に印象的だったのは、勉強会でのナレッジシェアと「ロボコレ」での横展開。役職や部署を超えて自然に広がっていく動きは、まさに“現場主導”の理想形です。現場から経営層にまで届くような熱い取り組みは、きっと他社にも大きなヒントになるはずです。 今後も、ますます進化していくロボパット部のご活躍を心から楽しみにしています!