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RPAを学ぶ 2020.12.04  [最終更新日] 2023.07.28

RPAでマーケティング業務の効率アップ!活用事例・メリットを解説

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企業活動においてマーケティング部が担う役割は非常に重要です。自社の商品やサービスをお客様に効率よく届けるために活動するマーケティング部は、どの企業でも花形部署になっています。
しかし、それだけにマーケティング部のスタッフは業務量が多く、たくさんの作業をこなさなくてはなりません。そのため、他の部署のスタッフに比べて残業時間が多い点が、企業的には悩ましいところでしょう。
そこでおすすめしたいのが、マーケティング活動におけるRPAの活用です。
RPAを導入すれば、人がおこなっていた定型作業を自動化できますので、空いたリソースを他の業務に充てることが可能になります。つまり、忙しいマーケティング部にとって、RPAは必要不可欠なツールといえるのです。
今回は、マーケティング部の課題を解決するRPAがどのようなものなのか、具体的な活用事例やメリットなどを紹介します。

【目次】


マーケティング部の主な業務と課題点

マーケティング部のミッションは、「自社商品やサービスが継続的に売れる仕組みを創造すること」です。

ミッションとしては単純明快ですが、これを実現するためにはさまざまな業務をこなす必要があります。そのため、マーケティング部のスタッフは常に多くの業務を抱えており、作業に費やす時間もかなり多いのが現状です。

またマーケティング施策を検討するためには、数多くのデータを取り扱う必要があり、その収集や整理にかかる工数も甚大になってきます。

しかし、マーケターの本来の仕事は手を動かすことではなく、戦略の立案と実施に他なりません。

せっかくマーケティング部にいても、四六時中作業に追われているようでは、良い戦略を考える時間など到底捻出できないでしょう。

そして、日々の激務に追われる生活を続けると、肉体的にも精神的にもストレスがたまって良いパフォーマンスが発揮できなくなるものです。忙しさが原因でマーケターが疲弊すると、マーケティング施策の質が下がり収益にも悪影響を及ぼすため、本末転倒といえるでしょう。

したがって、雑務や単純作業を極力減らし、本来の知的労働に割ける時間をできるだけ増やすことがマーケティング部の課題点です。

マーケティング部はRPA導入に適している理由

マーケティング部の課題点は、RPAの導入によって解消できる部分が多いでしょう。そこで、RPAの概要と、マーケティング部にRPAが適している理由を説明します。

RPAとは?

RPA(Robotic Process Automation『ロボティック・プロセス・オートメーション』)とは、人がパソコンを使っておこなう定型作業を、ソフトウェアロボットによる自動作業で代替するツールになります。

例えば、Excelのデータ集計作業やWebサイトの情報収集といった、マーケターが普段おこなっている定型作業を自動化することが可能です。また社内ツールのデータをダウンロードした後、Excel内で集計するといった、複数ソフトをまたいだ作業も実施できます。

なぜマーケティング部にRPAが適しているのか

先ほども説明した通り、マーケティング部には数多くの定型業務がありますが、特にデータを扱う作業が多い点が特徴です。ただし、一口にデータといってもその種類やフォーマットが異なるうえに、取り扱う量も膨大になります。

マーケティング部では、

 

・ターゲット分析

・メディア分析

・広告宣伝の効果測定

・アンケート調査データの集計・解析

 

など、データを扱う仕事は山積み状態です。当然、これらすべてを実施するマーケターの作業量は非常に重くなります。

しかし、RPAを導入すれば、データを扱う作業の多くを自動化することが可能です。これによって空いた時間は、本来の知的労働に割けるようになります。したがって、RPAはマーケティング部の課題点を解決するのに最適なツールといえるのです。

 

 

マーケティング部でのRPA活用事例

マーケティングにおけるPRAの活用シーンはたくさんあります。活用事例をいくつか確認していきましょう。

市場調査・商品開発におけるRPA活用事例

市場調査や商品開発をおこなう際には、データを活用するシーンが多くなります。データを使った作業はRPAの得意分野であるため、利用用途が広いです。

 

  • アンケートデータの収集・解析の自動化

マーケティング部では市場ニーズを調査するために、頻繁にアンケート調査を実施します。最近はリアルなアンケートだけでなくWebアンケートも増えており、RPAを活用することでデータ収集や集計作業を自動化することが可能です。

例えば、マーケティングツールからアンケートデータをExcelに入力して集計作業も自動でおこなえるため、大幅な工数削減につながることでしょう。なおリアルなアンケートの場合は、OCR(画像内の文字を認識しデジタル化するツール)をRPAと組み合わせることで自動化できます。

 

  • POSデータの自動ダウンロード・集計

小売業やサービス業においては、POSのデータ解析が欠かせません。RPAを使えば、POSデータを自動ダウンロードして自社の解析ツールやExcelなどへコピペして保存することが可能です。

マーケターはダウンロードされたデータを自由に活用して、分析をおこなえます。その際、単純な集計作業などであればRPAに任せることもできますので、作業時間を圧縮することができるのです。

 

  • Webサイトの自動スクレイピング

Webサイトの情報収集は、マーケターの大切な仕事の1つです。しかし、Web上にあるたくさんの情報を収集するためには、それなりの工数が必要になります。そのため、Webサイトのスクレイピング作業をRPAで自動化して、効率よく情報を集めるのがおすすめです。

例えば、新商品の価格を決定する際には、競合他社の商品と比較するデータを自動で収集できます。また収集後のデータはExcelなどのフォーマットへ自動保存して集計することもできますので、すぐに表やグラフにして確認できるのです。

一方、自社商品やサービスの口コミ情報なども、RPAで効率化できます。RPAの自動スクレイピング機能で、WebサイトやSNS上の口コミ情報を定期的に収集する仕組みを構築することも可能です。

 

  • 商品要望書の自動システム化

小売業の店舗などでは、店長などが商品要望書を提出するケースが多く、マーケティングに活用されています。RPAを使えば、商品要望書に書かれた内容を自動で収集して、管理システムに登録するシステムを構築することが可能です。

さらに、商品要望書が登録された時点でマーケティング担当者にメールを自動送信できるため、スピード感をもった運用がおこなえます。

販促・広告宣伝におけるRPA活用事例

マーケティング部の腕の見せ所ともいえる販促・広告宣伝活動には、甚大な工数が必要になります。しかし、RPAを活用することで工数を大幅に圧縮できるため、マーケターの負荷も下がり健全な運用ができるようになるでしょう。

 

  • SNSへの自動投稿

RPAを活用することで、SNSへの自動投稿も可能になります。例えば、担当者が事前に作成した投稿内容をRPAがピックアップして、決まった時間に自動投稿する仕組みなどが構築できるでしょう。

 

  • Web広告のレポート自動作成

リスティングやアフィリエイトといったマーケティング施策は、今やどの企業でも当たり前のように実施されています。RPAを使えば、管理ツールからダウンロードしたデータを、解析ツールで分析し、その結果を所定のフォーマットに書き出して、レポート化するところまで自動化できるでしょう。

さらに、定期的な確認が必要になる集計結果に関しては、関係者全員に結果を自動でメール送信することもできます。この作業を人手でおこなうことは非常に大変ですが、RPAで自動化すればマーケティングデータの積極的な活用が可能になるのです。

 

  • Webサイトへの商品登録を自動化

多くの商品を扱う企業においては、自社のECサイトへ商品を登録作業も骨が折れるものです。しかし、商品の登録に必要な情報(商品名・価格・説明文言・画像素材など)を事前に準備しておけば、RPAで所定の時間に自動登録することが可能です。

 

  • CRMシステムへの情報連携を自動化

イベントなどに参加するお客様の属性情報は、有用なマーケティングデータです。そのため、取得した属性情報はCRM(顧客情報管理)システムにも登録することが一般的です。

RPAを導入すれば、イベント参加用Webサイトからお客様の属性情報をダウンロードして、社内のCRMシステムへの登録が自動でおこなえます。そのため、後々別の案件においてもデータを気軽に有効活用できるでしょう。

マーケティング業務にRPAを使うメリット

ここまで紹介した事例も踏まえ、マーケティング業務にRPAを使った場合の代表的なメリットを紹介します。

マーケティング業務の効率化

ここまで説明した通り、マーケティング業務にRPAを活用することで、大幅な業務の効率化が可能になります。またロボットであるRPAは24時間365日働くこともできますので、人が働かない深夜や週末の稼働も問題ありません。

そのため、データの収集や解析をスピーディーに進められるようになり、マーケティング業務を効率よくおこなえるようになるのです。またロボットに定型作業を任せられることで、マーケターは施策検討に集中できるため、高い成果を期待できるでしょう。

さらに、人が単純作業を続けた場合はヒューマンエラーが発生する可能性が高くなりますが、RPAであれば正確に作業を続けられます。よって、成果物の品質が向上することもRPAの大きなメリットです。

複雑なデータ集計が簡単におこなえる

精度の高いマーケティング活動をおこなうためにはクロス集計が必須ですが、さまざまなデータを組み合わせるため工数が多くなる点が課題です。しかし、RPAを使えばWeb上のデータを自動で収集した後、統一フォーマットに変換してクロス集計がおこなえます。

特にアンケートの集計結果などは他の定量データを組み合わせることで、より有用性が増すものです。とはいえ、これまでは工数の兼ね合いで深い分析ができないケースもあり、データを活かしきれないケースもあったでしょう。

RPAをマーケティングに活用するメリットは、複数のデータを網羅的に活用することで、360度評価的な分析が可能になることです。そのため、複雑なデータ集計や解析が素早く簡単におこなえるRPAを、マーケターが活用しない手はありません。

さらに、RPAは非エンジニアでも使える簡素なUIのツールが多く、プログラムの知識などをもたないマーケターでも十分に使いこなすことができます。よって、自分の工数を奪っている定型作業をどんどん自動化していくことで、仕事の質を上げることができるわけです。

高いマーケティング効果が期待できる

RPAを導入することで、

・業務効率化

・業務のスピードアップ

・ヒューマンエラーの減少

を実現しつつ、マーケターの工数を大幅に削減できます。

これにより、

・本来の知的労働に集中できる

・残業が減る

という効果が期待できるため、より精度の高いマーケティング施策が打てる可能性が高くなります。

その結果、大きな効果を出せれば、マーケターはさらに重要な案件を任せてもらえるようになるでしょう。そのため、仕事へのモチベーションと会社へのエンゲージメントがアップするだけでなく、給与やQOLのアップも想定に入ってきます。

 

 

知的労働に集中するために不可欠なRPA

今回は、一見定型作業とは縁がなさそうなマーケティング部におけるRPAのメリットや活用方法などについて紹介しました。

頭を動かすことがもっとも重要な仕事であるマーケターが、定型作業に多くの時間を使っている場合ではありません。またデータ活用の重要性が高まる昨今においては、より効率的に集計や解析をおこなう必要もあります。

したがって、RPAはマーケターが本来の仕事をするための必須ツールといえるでしょう。ぜひ、RPAを有効活用して、より質の高い仕事ができるようになっていただければと思います。

ちなみに、マーケターへのおすすめRPAツールとして「ロボパットDX」を紹介させてください。ロボパットDXは、データの自動収集や集計はもちろん、Webサイトのスクレイピング機能も実装しています。本記事でRPAに興味が湧いた方は、こちら(https://fce-pat.co.jp/)からロボパットDXの詳細をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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RPAで自動化すべき業務を見極める3つの視点

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RPA導入時、「どの業務に対してRPAを適用し、自動化するのか」を見極めることがとても大切です。
今まさにRPA導入を考えている皆さんは「どのくらい業務時間を削減できたかで費用対効果を測ろう」と考えているのではないでしょうか?
本資料では削減時間だけに注目してRPA適用業務を決めることの問題点を示したうえで、RPAを適用して自動化すべき業務を見極めるための視点を解説していきます。

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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

ロボパットDX編集部です。
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