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業務自動化の仕方・方法(自動化業務の選び方) 2021.01.12

医療業界でRPAを活用!メリットや事例、失敗しないための導入のコツ

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医療業界は労働集約型産業のひとつです。どんな医療サービスでも医師や看護師などの職員の業務の質によって、患者満足度や治療結果に影響を与えます。
人件費率が60%程度もあるといわれる医療業界において、看護師を中心に人手不足が深刻になりつつあります。この人手不足を解消するための最後の手段としてRPAが注目されています。

今回は、医療業界を取り巻く課題やRPAの導入メリット、活用事例、RPAをスムーズに導入するために必要なことについて解説します。

【目次】


医療現場を取り巻く課題

医療業界では近年、看護師を中心とした人手不足が叫ばれています。その理由としては看護師の離職率が高いことが挙げられています。夜勤や交替制勤務などもあり、医療業界における労働環境は過酷です。

近年では男性看護師が増えてきたとはいえ、2018年度の調査によると女性比率が92.8%(厚生労働省調べ)にものぼっています。女性は結婚や育児などライフスタイルの変化によって離職する可能性が高いことから、看護師の人手不足を招いています。夜勤や交替制勤務という労働環境がそれに拍車をかけています。

同時に、医療業界では病院の淘汰も進んでいます。病院と聞いて「安定して長く続くイメージ」があるかもしれませんが、実際には2019年における医療機関の倒産は45件(帝国データバンク調べ)にもなっています。

2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大により、病院の破綻は今後さらに増えると見られています。

人手不足や経営破綻から医療業界を救う道は医療のデジタル化しかありません。医療のデジタル化といえば電子カルテやオンライン診療の導入なども進んできていますが、もっとも期待されているのがRPAの導入です。

医療業界におけるRPA導入のメリット

医療業界は労働集約型産業であり、カルテ情報の記入や医薬品の在庫管理、予約管理、請求業務、医薬品などの発注業務など、さまざまな事務作業が存在しています。

近年では大病院を中心にデジタル化も進んできてはいますが、システム間のデータ転記業務など無駄な定型作業も多く残っています。RPAを導入して削減した人的リソースを労働環境の改善に振り向ければ、医療業界の人手不足解消につながると期待されています。

また、2025年には「団塊の世代」と呼ばれている「第1次ベビーブーム世代」がすべて75歳以上の後期高齢者になります。そのことから、看護師などの看護職員は約200万人が必要になるといわれています。

しかし、2025年に看護職員は最大で27万人も不足すると予測されています。RPAを導入することで、この人手不足問題にも役立てることができるでしょう。

RPAとは

「RPA(Robotic Process Automation)」とは、人がパソコンでおこなう定型作業をソフトウェアロボットに代替して自動化するツールです。データのコピー&ペーストやダウンロード、Excelを使った集計作業や転記作業など、バックオフィス業務の自動化がRPAの得意分野です。RPAを導入すれば、多くのデスクワークを自動化できます。そのため、看護師不足が深刻化している医療業界の生産性を向上させる効果が期待できるでしょう。

ただし、RPAが自動化できる業務は、毎回方法が同じで、人の判断が不要な定型作業のみです。したがって、毎回やり方が変わる非定型業務や、その都度、人の判断が必要になる業務では、RPAで自動化することは困難です。

医療現場を救うRPA

医療業界を取り巻く現状は大きく変化しつつあります。そこで医療現場ニーズの変化に対応し医療サービスの質の向上や医療業務の負担軽減を進めていくことで、優秀な人材を確保できるようになります。この医療現場を救うのがRPAです。

過酷な労働環境やライフスタイルの変化などにより、看護師は離職しやすい一方、RPAのロボットであれば仕事を辞めることはありませんし、どれほど過酷な労働環境でも音を上げることはありません。

医療業界では、診療行為や看護行為以外の事務作業に一定の割合を費やしています。その中において、Excelなどで作業・管理している定型業務を中心にRPA導入の可能性があります。

また、病院にも総務・人事系業務や財務・経理系業務などがあります。それらの現場に対してRPAを導入することで、生み出されたリソースを診療行為や看護行為の充実に振り向けることもできます。

医療業界でのRPA活用例

医療業界でどのようにRPAが活用されているのか、代表的な事例を紹介します。

すべての事務部門にRPAを導入したことで約9,800時間の効率化を目指している名古屋大学医学部附属病院の事例

名古屋大学医学部附属病院では2018年からRPA導入の検討を開始し、2019年からRPAを導入しました。ロボット12体が事務作業の自動化をおこなうことで、年間663.4時間相当の業務削減に成功しました。

その後は院内すべての事務部門に対してRPAを導入し、トータルで約9,800時間の業務効率化を目指しています。

システム間データ転記業務を自動化した信州大学医学部附属病院の事例

信州大学医学部附属病院では、主に購買業務における間接業務の負担に対してRPAを導入し、課題を解決することができました。

同院ではこれまで、紙伝票の内容をExcelに入力して発注書を作成した後、財務会計システムに手動入力するというようなデータの転記作業を看護師がおこなっていました。

そこでRPAを導入して、入力したデータを自動的に加工し、財務会計システムも自動で反映するような業務フローに変更しました。その結果、1件あたり約7分かかっていた作業を半分の時間でできるようになり、年間1,448時間程の業務削減効果を上げることができました。

「できればやりたくない作業」から解放され実際の時間以上に精神的な負担を解消した滋賀医科大学医学部附属病院の事例

滋賀医科大学医学部附属病院では、事務部門や経営管理部門、看護部、薬剤部など、さまざまな部署が抱える事務負担の解消を目的としたRPA推進対策プロジェクトを2019年9月に発足させました。

事務部門や看護部など各部門のRPAによる自動化を進めたことで、1人あたり月10時間程度の業務削減が可能です。全体の労働時間から見るとあまり大きな数字ではありませんが、「できればやりたくない作業」から解放されることで、実際の時間以上に精神的な負担を解消できているといいます。

月46時間程度の業務短縮により、患者との対話時間を増やし「患者体験価値」の向上を目指す札幌東徳洲会病院の事例

札幌東徳洲会病院は、2018年からRPAを活用した業務改善を進めています。同院ではExcelをベースに業務改善をおこなってきましたが、手入力作業が多く大きな負担となっていました。その課題を解決するためにRPA導入を決定しました。

RPA導入後は、ルーチン業務の自動化を果たしたことにより月46時間程度の業務短縮につながりました。今後もRPA活用を進めていくことで安心して長く働ける職場環境づくりに寄与していくほか、患者との対話時間を増やせることで「患者体験価値」の向上も目指しています。

RPAをスムーズに導入するために必要なこと

たくさんの医療業務でRPAの導入効果が期待されています。しかし、ただ闇雲にRPAを導入したとしても失敗する可能性があります。

医療業務を洗い出し標準化することが大事

RPAを導入する前に医療業務を洗い出しましょう。そのうえで「業務効率や業務品質、安全性などを踏まえて最適な業務手順を設計する」というような医療業務の標準化を進める必要があります。

医療業務を標準化することで、業務を行う人によるフローのバラつきを無くすことができます。さらに、業務効率・品質の向上、そして安定などにつながります。どのフローをRPAに任せれば良いかがはっきりします。

ワークフローが複雑でなく比較的導入が簡単な業務からRPA導入をスタート

RPAは一気に病院全体に導入するのではなく、RPAとの親和性が高く移行しやすい業務から試すようにしましょう。その際、院内の財務・経理系業務や総務・人事系業務の中でも、ワークフローが複雑でなく比較的導入が簡単な業務からスタートすることが重要です。

また、病院運営への影響があまりない業務から自動化を始めていくことで、もしRPA導入に失敗して仕切り直すことになったとしても影響は小さいものに止まります。

まとめ

今回は、医療業界におけるRPAの活用事例や成功のためのポイントなどを紹介しました。

医療業界が生産性を向上させ、労働環境を改善するための手段として、RPAは非常に有効です。医療業界が抱える人手不足解消に寄与するためにも、さらに政府が掲げる「働き方改革」を実現するためにも、一日でも早く導入を検討することをおすすめします。


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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

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