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業務自動化の仕方・方法(自動化業務の選び方) 2021.04.13  [最終更新日] 2023.07.25

RPA導入にプログラミング知識は必要か?知識がなくてもRPAを導入するにはどうすればいい?

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RPAを導入したいと思っているけれどプログラミングの経験やスキルがない、RPA専門のエンジニアがいない場合、自動化へ足を踏み出しづらいと思います。
この記事では、RPA導入にエクセルのマクロやVBAのようなプログラミング言語の知識は必要か、知識がなくてもRPAを導入するにはどうすればいいのかをまとめました。そのような課題を抱えている企業担当者の方は、この記事を読んでぜひ参考にしてみてください。

【目次】

 

様々な業務を自動化できるRPA

ここでは、RPAとは一体何を指すのか、RPAの種類や自動化できる業務についてご紹介します。

 

そもそもRPAとは

RPAとは、「Robotic Process Automation」の頭文字をとった「ロボットによる業務自動化」を指す言葉です。

総務省では、RPAのことを次のように述べています。

【RPAは、これまで人間が行なってきた定型的なパソコン操作を、ソフトウェアのロボットにより自動化するものです。】

RPAは3段階の自動化レベルがあると総務省は述べており、現在のRPAレベルの多くはクラス1に該当します。一部AIの技術を組み合わせたクラス2に該当する開発も進んでいますが、RPAとAIの連携についてはまだまだ技術的な問題があり、実現するとしても何年も先になると考えられます。

 

RPAのクラス

クラス 主な業務範囲 具体的な作業範囲や利用技術
クラス1
RPA(Robotic Process Automation)
定型業務の自動化 ・情報取得や入力作業、検証作業などの定型的な作業
クラス2
EPA(Enhanced Process Automation)
一部非定型業務の自動化

・RPAとAIの技術を用いることにより非定型作業の自動化

・自然言語解析、画像解析、音声解析、マシーンラーニングの技術の搭載

・非構造化データの読み取りや、知識ベースの活用も可能

クラス3
CA(Cognitive Automation)
高度な自律化

・プロセスの分析や改善、意思決定までを自ら自動化するとともに、意思決定

・ディープラーニングや自然言語処理

(引用:総務省)

 

最近では、地方自治体でのRPA活用も活発になってきました。何故RPAが必要とされているのか、理由は2つあります。

 

1つは少子高齢化です。直近の年代で挙げると「2040年問題」が挙げられます。

2040年には、85歳以上の高齢者が人口の3割近くになり、現在の高齢世代がさらに高齢化します。また、就職氷河期に安定した雇用を得ることができなかった世代がそのまま高齢者となり、高齢世代の困窮化も進むことが判明しています。

その結果、高齢世帯の中で単独世帯が4割を超え、孤立化が進む、現役世代と高齢世代はひっ迫した生活を送ることになる問題です。

今までは女性の就業率上昇と雇用年齢引き上げなどでカバーしてきましたが、もうそれらの対応でも状況改善は難しくなってきています。そこで、RPAやDX(デジタルトランスフォーメーション)を活用し、少しでも作業を効率化することが求められているのです。

 

2つ目の理由は、働き方改革が関連します。

現在政府は「働き方改革」を推し進めています。長時間労働を是正し、女性や高齢者が働きやすくするためです。また、労働生産性を上げることで、ワークライフバランスを整える目的もあります。

働き方改革を実施するうえで課題になるのは、今まで行なっていた業務がどうなるのかです。そこで、RPAが登場します。RPAによって事務作業をロボットに任せ、業務効率を高めることで長時間労働を改善しようという試みです。

この2つの理由によって、現在RPAは必要とされているのです。

 

RPAの種類

RPAの種類は大きく3つに分類することができます。

 

デスクトップ型

「デスクトップ型RPA」とは、ロボットがパソコンのデスクトップ上で働く、オンプレミス型RPAのことです。そのため、デスクトップ型RPAは「RDA(Robotic Desktop Automation)」と呼ばれることもあります。

サーバー型

「サーバー型RPA」とは、自社サーバー内でロボットを働かせるオンプレミス型のRPAです。社内のサーバーにRPAを導入し、サーバー上でロボットを作成するタイプです。

クラウド型

「クラウド型RPA」はクラウド上でロボットが働くRPAです。クラウド型RPAを提供する企業が管理する、クラウドサーバー上のRPAツールのため、Web経由でロボットを使用し、Webブラウザ上で行う作業を自動化するツールになります。

 

RPAの種類ごとのメリット/デメリットを知りたい方は、下記の記事をご参照ください。

▼【RPAの種類】サーバー型・デスクトップ型・クラウド型の違いとは?

https://fce-pat.co.jp/magazine/978/

 

プログラミング未経験の方でRPA導入を実施する場合、クラウド型やデスクトップ型をおすすめします。

セキュリティを強くしたい場合は、サーバー型がおすすめですが、費用も高く、専門のエンジニアがいないと難しいでしょう。

 

RPAで自動化できる業務例

RPAは単純作業や作業手順が決まっている業務において効果を発揮するツールです。一方、人の判断を必要とするプロセスが多い場合はあまり効果を発揮することができません。

「RPAを導入すれば業務を自動化できることはわかったけど、具体的にどんな対象業務や自動化例があるの?」という疑問もあるかと思います。ここでは、RPAで自動化できる業務例をいくつかご紹介いたします。

 

事務職作業の自動化例

  -入力/登録作業の自動化
  -データ登録/照合作業の自動化
  -Webの問い合わせ対応を自動化

営業職作業の自動化

  -データ収集作業
  -見積/請求作業の自動化
  -メール送付の自動化

購買作業の自動化

  -各種書類のデータ化と入力作業の自動化
  -注文処理の自動化
  -納品書データと在庫データの照合を自動化

経理作業の自動化

  -伝票のデータ入力の自動化
  -帳票の作成の自動化
  -交通費の金額チェックの自動化

 

2021年時点では、データ入力/照合の自動化が多いですが、今後さらに自動化の範囲が広がると考えられます。

 

 

RPAを使うにはプログラミングの知識は必須?

RPAの記事を調べると、RPAは簡単、プログラミング不要(ノンプログラミング)などと謳われていることが多いと思いますが、もちろんRPAを使うにはプログラミングの基礎知識はないよりもあったほうがよいです。

自動化を行う際、ロボットへの指示書にあたるシナリオを書くことや、実際にシナリオを動かした際の確認のスピードが、プログラミング経験者のほうが圧倒的に速いからです。

しかし、プログラミングは奥が深い分野です。プログラミング未経験の方が新たに勉強する場合、どこまで勉強すればよいのか悩むと思います。

 

RPA導入前に勉強しておくといい内容①

プログラミングが未経験の方は、パソコンやRPAツールの操作、Excelの扱いなど基本的な部分をまず押さえましょう。

 

RPA導入前に勉強しておくといい内容②

コードが書ける必要まではないものの、実装をスムーズにするために、プログラミング的な思考力や実装能力は必須ではありませんが、あったほうがよりよいです。

文部科学省は、プログラミング的思考力を次のように述べています。

 

【自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力】

 

プログラミング的思考力を学べるアプリや本は検索すると出てきます。自分に合った勉強方法で、事前に感覚をつかんでおくとよいでしょう。

 

プログラミングの知識がRPA運用で役立つ理由

RPA運用時にプログラミング知識があると役立つ理由を、全体の流れから解説いたします。プログラミングの開発では、さまざまな開発方法があります。ここでは、「ウォーターフォール型開発」をもとにご紹介します。

 

ウォーターフォール型開発とは?

ウォーターフォール型開発とは、開発現場でよく用いられる手法で、開発手順を1つずつ確認しながら工程を進めていく手法のことです。開発を各工程に分けて進めますが、次のフェーズに進んでしまうと後戻りができない手法でもあります。

(引用:backlog)

 

ウォーターフォール型開発は、大まかに次のような流れで開発を進めます。

企画(要件定義)▶設計▶開発(実装)▶テスト▶リリース▶運用/保守

この流れの中から、4つの工程でRPA導入時にプログラミング知識があるとよい場面があります。

RPAロボットの構築シーンで役立つ点

プログラミング未経験でRPA導入を進める際、進め方がわからない、またはつまずく場面も出てくると思います。プログラミング知識があればつまずく場面も減り、導入を進めやすくなります。

 

設計フェーズ

自動化するために業務の流れを見える化し、全体の流れを把握する必要があります。また、RPAで全て自動化を実施するのが困難な場合、一部の作業を自動化し、残りは人の作業でカバーする方法が挙げられます。

自動化を実施する工程の見極めなどは、プログラミングの知識があると比較的やりやすいでしょう。

 

開発フェーズ

プログラミング未経験でも、RPAの設定やシナリオの作成は可能です。しかし、複雑な業務をさせたい場合やRPAの種類によってはプログラミングの知識は必須になります。

RPAツールでは条件分岐や順次処理、繰り返し処理の機能がありますが、基礎的な知識がなければすぐに使いこなすことは困難です。

RPA導入の目的は時間やコスト削減が目的だと思います。導入時にプログラミング経験がある方もしくはRPA導入経験がある方がいると、効率良く進みます。

トラブル対処で役立つ点

RPA導入が一発でうまくいくことは、滅多にないでしょう。シナリオを実行する際にエラーや動作トラブルが発生したときに、プログラミング知識があると役に立つ場面があります。

 

テストフェーズ

プログラミング経験がある方でも、プログラムを作ってすぐに動かすことはできません。デバッグというプログラムに潜む欠陥を見つけ取り除く作業を何回も行います。

プログラミング知識がある方だと、テストで止まった場合も、どこでバグがあったか検討をつけたり、修正がしやすいことが多いです。

 

運用/保守フェーズ

一度作成したシステムでも改修は発生します。例えば、社内システムが一新された場合、旧システム用に作ったRPAシナリオでは新システムに対応できません。使用しているパソコンのOSアップロードやシステムアップロードがあった場合も同様です。システムの変更にあわせて、導入後もメンテナンスを行う必要があります。

 

プログラミングできる人材がいない場合のRPA導入

プログラミング未経験者のみでRPAの導入を進める場合、RPAツールの習得を積極的に行いましょう。RPAツールを提供しているベンダーは、勉強会を実施している場合があります。

また、RPAツールのUiPathは無料で学習できる個人用のアカウントUiPath Automation Cloud※などがあるので、活用していくとよいでしょう。

※UiPath Automation Cloud (旧 UiPath Community Cloud 、UiPath Community Edition)

 

また、プログラミングが未経験だったとしても、しっかりとサポートコンテンツが充実したRPAツールを選び、RPA運用担当の人材を割り当てるなどして、運用管理体制を構築するべきです。

 

 

まとめ

この記事のポイントをまとめると、次のようになります。

 

ポイント1.

RPA導入する際、プログラミングの基礎知識やある程度の理解はあったほうがよいでしょう。知識がある分、RPAの実装で未経験者より勘所が働くためです。

ポイント2.

RPAツールの操作方法、自動化で使用するアプリケーションの使い方などはネットで検索すると出てきます。RPAに必要な知識は事前に押さえておくとよいでしょう。

 

また、RPAの製品がたくさんあり、どれを選んだらよいかわからない場合もあります。特にプログラミング知識を持つ人材がいない場合、使いこなせるのか不安になることも多いでしょう。その場合は、各RPAベンダーが実施している無料トライアルを利用するとよいでしょう。

FCEプロセス&テクノロジーが提供する「ロボパットDX」は、プログラミング知識のない現場の非IT人材でも使用できるように設計されており、現場が自分で作業を自動化するためのRPAという特徴があります。

また、1か月間PC3台分の無料トライアルもありますので、実際に動かしてみて自社に合っているか確認することができます。また、以下のような手厚いサポートも用意しています。

・ヘルプデスク
・オンラインで個別サポート「
WEB家庭教師」
・各種勉強会
  -操作勉強会
  -自動化業務洗い出し+社内体制構築セミナー
・コンサルタントによる実務サポート
  -業務診断会
  -他部門無料トライアル
  -スクリプト作成支援
・ロボパットマスター認定プログラムなど

プログラミング知識を持つ人材がいない企業の導入事例も数多くご紹介しています。

RPA導入に不安を抱いている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

https://fce-pat.co.jp/

 

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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

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