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RPAを学ぶ 2024.08.21  [最終更新日] 2024.10.09

「その仕事、来年から誰がやるの?」人手不足の解決法

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※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※

「その仕事、来年から誰がやるの?」人手不足の解決法

こんにちは!FCEプロセス&テクノロジーの青木です。

新年になり、あっという間に2月が終わろうとしています。
多くの会社では3月が年度末となるので、これから繁忙期に入る方も多いのではないでしょうか。

「人手が欲しい」と相談をいただくお客様も増えてきました。
多く共通しているのは、求人募集をしているのに応募が来ない、内定を出しても入社してくれない、といった「新規採用したいのに採用できない」といった悩みです。

少し調べてみると、特に従業員数300人未満の会社は深刻で、
求人総数は前年比+11.6%なのに対して学生の就職希望者数は-4.3%と、
求人総数が前年より大幅に増加しているにも関わらず、学生の就職希望者数は減少しているそうです。
※株式会社リクルート「第40回 ワークス大卒求人倍率調査(2024年卒)」より

人材の確保は企業の重要な課題でもありますが、経営者だけの課題という話ではなく、現場で仕事をしている方たちにも労働環境の悪化を招くことに繋がると思います。

今回のメルマガでは、現場の方からこの人材確保の課題解決に取り組んでいる方のお話をご紹介します。

RPAでの業務効率化具体例を一挙公開中!

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【目次】

※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※

定年退職後の心配

A社は医療機器を製造・販売している会社です。
Bさんはある工場で製品の製造計画全般を担当する生産管理のチームで働いています。
初めてお会いした当時、あと1年半ほどで定年退職となると話されていました。

同じチームのCさんとともに展示会でITツールを探していて、RPAが自分の心配事を解決してくれるのではないか、と思っての相談でした。

Bさんは、「自分が行っている管理会計の業務を退職後もできるようにしたい」と話され、同僚のCさんからも「Bさんの業務を引き継げる人がスキル面でもチームにはいないですし、Bさんの後任の方も引き継げないと思います」とのことでした。

背景を聞いてみると、もともとこの工場では管理会計を導入しておらず、企画部門から異動してきたBさんが管理会計を工場に導入して活用するようになったそうです。
製品別の原価管理などで収益改善に貢献したことで会社からも大きく評価されているため、工場としてもBさん退職後も継続したい、Bさん特有のスキルで行っていたのでチームで引き継げる人もいないから何とかしたいと思っているというものでした。

定年退職までタイムリミットがあるので、すぐにロボパットでの業務自動化を決断いただきました。

※「管理会計」という用語が出てきていますが、用語として身近でない方は「属人化してしまっている業務」と置き換えていただければと思います。

属人化していた経験の継承

管理会計のロボ作成にはBさんだけでなくCさんも参加しました。
Bさん退職後はCさんがロボのメンテナンス等を行うことにしたためです。

Bさんの行っていた業務を一つずつ自動化していきました。

こちらのお客様の素晴らしい点として、ロボの作成支援の勉強会の場面を紹介します。
Bさんはただ自分の業務の自動化することだけでなく、
「この数値は何のために算出しているのか」
「算出した数値をどのように収益改善の分析に使っているのか」

といった業務の目的や管理会計の考え方についてもCさんに伝えようしていました。
そんなBさんと、そのアドバイスをしっかり吸収しようと、Cさんは今まで「自分にはできない」と言っていた管理会計について、Bさんに教えてもらいながらの勉強するようになり、Bさんの業務をロボと共に引継ぎができる状態になってきているそうです。

おわりに

Bさんは来月3月末で定年退職されます。

再雇用されるそうなのでA社での仕事は続きますが現在の部署では無くなるため、あと数か月となった今、Bさんに状況をお聞きしました。

「最初はロボに業務を引き継げればいい。と考えていましたが、ロボ作成を進めていくにつれて、管理会計の業務は勘定科目を追加したりするから、同じやり方が続くものではない。環境に応じて対応できるように管理会計を理解できる人がメンテナンスできた方が良い、と思うようになりました」

「一緒にロボ作成を手伝ってくれたCさんがロボ作成だけでなく、管理会計の業務そのものを理解してくれるようになっているので、今後より良い管理会計をしてくれるのではないかと、とても頼もしく思っています」

とのことでした。

Bさんやチームの安心が得られただけでなく、
Cさん自身も「1年前には考えてもいなかった管理会計に関する知識や業務を経験することで、自身のスキルアップにも繋がっている」というとてもポジティブなお話しをされていたことも印象的でした。

今後もA社は引き継がれていく管理会計ロボと共に、大きく成長していくと確信しています!

 

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RPAで自動化すべき業務を見極める3つの視点

RPAで自動化すべき業務を見極める3つの視点

RPA導入時、「どの業務に対してRPAを適用し、自動化するのか」を見極めることがとても大切です。
今まさにRPA導入を考えている皆さんは「どのくらい業務時間を削減できたかで費用対効果を測ろう」と考えているのではないでしょうか?
本資料では削減時間だけに注目してRPA適用業務を決めることの問題点を示したうえで、RPAを適用して自動化すべき業務を見極めるための視点を解説していきます。

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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

ロボパットDX編集部です。
RPAを検討中の方、業務最適化を目指し情報収集をしている方向けに有益なコンテンツを発信していけるようサイト運営をしております。

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