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RPAを学ぶ 2024.08.21  [最終更新日] 2024.10.09

DX成功のポイントは「当たり前を疑う」こと!?

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※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※

FCEプロセス&テクノロジー、ヘルプデスクの安宅です。
「安宅」と書いて「アタギ」と読みます

私は現在、ロボパットのヘルプデスクを担当しておりますが、
今回は私がヘルプデスク担当になる前に支援したお客様のエピソードを
お伝えさせていただきます。

当時まだ「DX」言葉はあまり普及していなかったのですが
その時に得た気づきが「DX」を進めるうえでとても重要な内容だと
感じましたので、共有させていただきます。

RPAでの業務効率化具体例を一挙公開中!

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【目次】

※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※

大量の「●●アラーム」業務

当時、私はとある飲食企業の業務自動化について支援していました。

その企業の「自動化したい業務」をブレストするMTGで意見として挙がった業務の中には

「清掃チェックアラーム」

「食材発注アラーム」

「冷蔵庫温度チェックアラーム」

…など「アラーム」という文字が多く並びました。

私が「アラームって何ですか?」と伺うと『この作業の時間だけど、やりました?』というメールを店長の携帯に送信する業務だと、担当者の方が教えてくださいました。

「清掃チェックアラーム」というのもトイレ清掃、店前清掃、包丁の洗浄など細かく分かれておりそのMTGでは10個以上の「●●アラーム」業務が挙がりました。

「毎日こんなにメールを送っているんですか?」と質問したところ、担当者の方はこのように教えてくださいました。

「いや、前までは人がやっていたんだけど、今はやめています。

アラームを送る係の人がずっと時間を気にしなければいけないのが大変で。

でも、アラームがなければすべての店長が時間を気にしながら営業をしなければいけない。

もしRPAが自動でやってくれるのなら、店長も時間を気にせずに目の前の作業や接客に集中できるから、すごく助かると思うんだよね」

大変でやめてしまった業務が復活!

後日、その会社の店長に教えていただいた話なのですが飲食店において、例えば冷蔵庫の温度チェックは食中毒を防ぐという目的で行っている、きわめて重要な業務であるそうです。

もちろん食中毒を防ぐ冷蔵庫チェックは重要です、しかし本来はルーチン業務ですので、なるべく労力を割かずに対応したい業務であるのが本音でもあります。

そして店長としては、本当はお客様やスタッフとのコミュニケーションにすべての意識を集中したい、とおっしゃっていました。

店長の想いに応えるべく、さっそく担当者の方と「指定の時間にアラームを送るロボ」を作成しました。

作成したロボの効果は絶大で、アラームが来るまでは、店長はチェック時間の心配をすることなく自分の業務に集中することができるようになったのです。

人がやると大変だからやめてしまった業務もロボなら任せることができます。

作成したロボ自体は簡単なものでしたが、皆さんがとても喜んでくれたことを良く覚えています。

「やって当たり前」と認識している業務を見直すこと

この企業様の支援の経験から、「今までやってきたから」と皆さんが当たり前に思っている業務も、実は改善の余地が多くあるのではないか、そして、「そういった業務をいかにロボに任せることができるか」を考えるようになりました。

そしてロボを作成していくと、今まで考えもしなかったことにも気づくようになりました。

例えば、重要だと思っているけど実は過去の惰性でやっているだけで、成果につながっていない業務があると気づくことで、その業務のロボをそのまま作成をするのではなく、「そもそもその業務をやめる」という選択肢があることにも気づいたのです。

本当に重要な業務に集中するために、他の業務を減らすことや無くすことはできないか、という視点を持つことで、業務改善の意識が生まれたのです。

DXを実現していくには、ITツールを活用して業務を効率化するだけでなく、こういった「今まで当たり前と思っていた業務」を見直すという観点も大切なのだとお客様に教えていただきました。

当メルマガでは今後もお客様支援やヘルプデスクでの気づきを発信させていただきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

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「⽇本型DX」に向けて組織的にRPAを活⽤していくための3ステップ

「⽇本型DX」に向けて組織的にRPAを活⽤していくための3ステップ

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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

ロボパットDX編集部です。
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