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業務自動化の仕方・方法(自動化業務の選び方) 2020.10.05  [最終更新日] 2023.07.28

RPAを自社で運用する際に「資格」の取得は必要?詳しく解説

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DXを推進する企業が増えたことで、最近RPAの普及率がかなり上がってきました。そのため、普段の業務でRPAを活用するという方も増えてきています。
しかし、RPAの知識レベルには個人差があることや、RPAツールの種類もさまざまであることから、客観的にRPAを使いこなせる人材か判断することが難しい状況です。
そんな中、注目されているのがRPAに関する「資格」です。
とはいえ「RPAを自社運用するだけで本当に資格なんて必要なの?」という方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、RPAの資格について掘り下げてみたいと思います。

【目次】

 

RPAとは

 

「RPA(Robotic Process Automation)」とは、コンピューターで行う定型作業を自動化できるツールです。

 

RPAを活用すべき理由

RPAを導入すると、以下7つのような作業を自動化できます。

 

  • 調査書類の作成
  • メール送信や転記作業
  • 社内システムへの入力作業
  • 稟議資料の作成や転記作業
  • チャットボットと連携したユーザーサポート
  • 案件管理情報の入力作業
  • 契約情報の転記作業

 

RPAは基本的に24時間365日連続で稼働できるうえに、ロボットが作業を行うため正確で迅速な作業ができます。そのため、RPAで作業を自動化することで業務効率化が進み、企業の生産性が大幅に向上します。

また、RPAによる自動化で空いた社内リソースを、別の重要な業務に割けるようになることも重要です。、従業員のモチベーションが上がり、さらなる生産性の向上を期待できます。

こうしたメリットがあることから、現在多くの企業でRPAの導入が進んでいます。

 

経産省が発表した「DXレポート ITシステム『2025年の崖』克服とDXの本格的な展開」や「デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するためのガイドライン」、内閣府が施行した「Society 5.0」や「官民データ活用基本法」などのさまざまなDX推進施策も、日本企業がDXに注力する理由です。

 

RPAを扱うには「資格」が必要?

一般的な自社業務で使う場合、RPAの資格は必ずしも必要ではありません。しかし、RPAの資格を取得することで、自身のスキルを企業にアピールしやすくなり、収入の増加にもつながります。 

RPAの資格を取得するメリット

RPAの資格を取得するメリットは、RPAベンダーからRPA技術者としてのスキルを認定されることです。社内外において客観的に判断してもらえる基準になるため、RPA技術者としての信頼度が高まります。企業によっては「資格手当」がもらえるケースもあるので、RPA資格を取得することで収入アップにつながる可能性も。

RPAを導入する企業が増えているため、将来的にRPA資格を採用条件のひとつにする企業も現れるかもしれません。そのため、モチベーションや自信を高めるためにも、「RPA資格を取得する」という目標を掲げてみることをおすすめします。

 

一般的な自社業務で使うのみなら資格はなくてもOK

RPAの資格を取得することで、RPAに関する知識を習得できますが、自社運用のみの場合は必ずしも取得する必要はありません。

RPA資格の取得には、「勉強時間」と「受験費用」が必要です。さらに、現在のところはRPA資格を取得したとしても、必ずしも就職に有利に働くわけでもありません。

さらに、RPAツールにはさまざまな種類があるので、就職先で導入されているRPAツールによっては、せっかく取得したRPA資格を活用できない可能性もあります。RPA資格の取得を検討する際は、これらの点を踏まえて慎重に判断しましょう。自社活用に活かせる資格も自社活用に活かせるRPA資格もあります。たとえば、RPAツール「ロボパットDX」には、「株式会社FCEプロセス&テクノロジー」が認定する「ロボパットマスター認定プログラム」があります。

ロボパットマスター認定プログラムは、ロボパットDXを導入した企業の生産性向上をサポートするためのスキルを習得するためのプログラムです。以下5つのプログラムの受講者は、「ロボパットマスター」として認定されます。 

 

基礎編

RPAの概要や、ロボパットDXで使用頻度の高いコマンド操作を通じて、ロボットの基本的な作り方や操作方法を学ぶプログラムです。

応用編

基礎編で学んだ知識をベースに、繰り返し処理をはじめとする応用操作や便利機能、自動化のコツを習得するプログラムです。

推進編

社内全体のロボパットDXで自動化する業務の対象を洗い出し、実際に社内で運用する体制を整備できるようになるためのプログラムです。

実践編

より実践的な例題を通じて、業務自動化に必要なロボパット操作のスキルアップを目指すプログラムです。

修了編

より実践的な例題を通じて、ロボパット操作の選択肢を増やし、より速く安定したロボットが作成できるようになるためのプログラムです。

 

 

なお、ロボパットマスター認定プログラムの受講条件は以下のとおりです。受講費用には資格認定料に加えて、2か月分のロボパットDXフルライセンス利用料が含まれています。

  • 受講期間:2か月
  • 受講費用:6万円 ※導入企業には2ライセンスの無料特典あり

 

 

ちなみに、ロボパットマスター認定プログラムの受講者でなくても、ロボパットDXの利用企業であれば、カリキュラムの「基礎編」「応用編」「推進編」に参加できます。ただし、この場合は2か月分のフルライセンスは付与されません。

 

 

RPAの資格は様々存在する

RPA資格にはさまざまな種類のものがありますが、公的機関が提供するものはありません。また、RPAツールごとに対応する資格が異なっている点も、RPA資格の特徴です。ここでは、代表的な5つのRPA資格について、概要をご紹介します。

 

UiPath

RPAツール「UiPath」が認定する資格として、「UiPath RPA アソシエイト資格試験」と「UiPath RPAデベロッパー上級資格試験」の2つのベンダー資格があります。いずれもUiPathの「UiPath Studio」「UiPath Robots」「UiPath Orchestrator」などのスキルを証明できます。基本的なRPAスキルも証明できるので、比較的汎用性の高いRPA資格だといえるでしょう。

 

アソシエイト資格は、UiPathの幅広い知識とスキルが求められるため、難易度は高めです。UiPathでは、「標準研修」と「応用研修」を無料で受講でき、アソシエイト資格の取得には標準研修の受講が推奨されています。しかし、アソシエイト資格は応用的な問題も出題されるので、応用研修も受講しておくことをおすすめします。

 

デベロッパー上級資格は、UiPathの基本知識はもちろん、実践的なスキルも要求されるハイレベルな資格です。UiPathを実際に使ったことがある人を対象とした資格なので、UiPathの実務経験がなければ合格は難しいでしょう。言い換えれば、普段からUiPathを使用しているのであれば、それほど難易度は高くないかもしれません。

 

なお、試験時間はアソシエイト/デベロッパーいずれも90分。試験料はアソシエイトが日本語版16,000円・英語版150ドル、デベロッパーが日本語版22,000円・英語版200ドルです。

 

WinActor 

RPAツール「WinActor」が認定する資格として、「RPA技術者検定アソシエイト」と「RPA技術者検定エキスパート」の2つのベンダー資格があります。基本的にはWinActorに関する知識が中心ですが、RPA利用者すべてが身につけるべきスキルも問われるため、汎用性が高いRPA資格です。

 

アソシエイトは、WinActorのマニュアルを理解できていれば、それほど難しくありません。WinActorの試用ライセンスで実際にWinActorを利用し、各機能を網羅的に理解しておけば、合格ラインに到達できるはずです。

 

一方、エキスパートには実技試験が含まれているため、座学だけで合格するのは困難です。実際にRPAによる業務自動化の実務経験や、自在にシナリオを作成できるスキルがなければ、対応できない内容になっています。

 

なお、試験時間はアソシエイトが60分、エキスパートが120分です。試験料はアソシエイトが7,150円、エキスパートが21,780円です。いずれもCBT試験なので、オンラインで申し込みをしたうえで、テストセンターなどで受験する必要があります。

 

BizRobo! 

RPAツール「BizRobo!」が認定する資格として、「BizRobo!基礎検定(DS検定/DA検定)」と「BizRobo!認定開発者検定」の2つのベンダー資格があります。基礎検定はBizRobo!製品に関する基本的な知識、認定開発者検定はより実践的なスキルが求められます。

 

出題形式は、基礎検定が4択形式で40問、認定開発者検定が実技形式で1問または2問の出題です。試験時間は基礎検定は40分、認定開発者検定が240分となっており、認定開発者検定の専門性の高さがうかがえます。また試験料は基礎検定が2,200円、認定開発者検定が27,500円です。

Blue Prism

RPAツール「Blue Prism」が認定する資格として、「Blue Prism Certification Program」というベンダー資格があります。「デベロッパ」「プロフェッショナルデベロッパ」「プロセスソリューション設計」の3段階の試験を、日本語または英語で受けることができます。

 

デベロッパはRPAツールに関する基本的な知識、プロフェッショナルデベロッパは応用知識、プロセスソリューション設計は実務スキルが必要です。いずれも試験時間60分の多肢選択式で、出題数はデベロッパが60問・プロフェッショナルデベロッパが50問・プロセスソリューション設計が27問です。試験料はどのレベルでも11,500円の一律となっています。

 

Automation Anywhere

RPAツール「Automation Anywhere」が認定する資格として、「Automation Anywhere Certification」というベンダー資格があります。「Advanced RPA Professional」と「Master RPA Professional」の2段階があり、いずれも英語での受験が必要です。

 

AdvancedはRPAツールの幅広い知識やスキルが求められ、Masterはそれに加えて高度な実務スキルが求められます。Advancedは、60分の多肢選択式で出題数は40問、受験料は50ドルです。Masterは、60分の多肢選択式が60問出題されるのに加え、実技試験3問を2週間かけて行います。Masterの受験料は100ドルです。

万全なサポート体制のRPA「ロボパットDX」

最後に、おすすめのRPAツール「ロボパットDX」についてご紹介します。

ロボパットDXは、「業務部門が自分で自動化できるRPA」をコンセプトに開発されたRPAツールで、「現場」の業務フローと必要な機能を追求しながら改善を重ねてきました。

「DXを進めたいが社内にエンジニアがいない」「そもそもRPAのことがよく分からない」という企業にこそ、積極的に使ってもらいたいRPAツールです。 

ロボパットDXはサポート体制も非常に充実しており、トライアル期間中は以下3つのサポートを提供いたします。

  • ロボ作成者を複数人育成
  • トライアル中に3業務分のロボを完成
  • 業務洗い出し方法の習得後、10以上の業務洗い出しを実施

そのため、トライアルから導入・運用に至るまで、安心してロボパットDXをお使いいただけます。 

ロボパットDXのサポート体制については、以下のリンクから詳しい情報をご覧いただけます。「RPAでDXを推進して結果を出したい」とお考えの企業担当者の方は、ぜひご覧ください。

ロボパットDXのサポート体制について

RPAをトライアルする前にまず読むべき7つの資料 一括DLフォーム

RPA・DXの「今」がわかる。ロボパットマガジン

RPAのトライアル前/トライアル中に押さえるべきポイント

RPAのトライアル前/トライアル中に押さえるべきポイント

「RPAを導入したいけれど、選択肢が多すぎてどれを選べば良いのかわからない!」そんな時に重要なのが「トライアル」してみることです。御社に合うRPAの選び方、トライアルの際に気をつけるべきことをまとめております。

RPAトライアル前に、そしてトライアル中に知っておくことで「導入後の活用度合い」をグッと高める5つのポイントをご紹介。

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この記事を書いたコンサルタント

ロボパット編集部

広報部・編集長

ロボパットDX編集部です。
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