RPAとは?
RPAとはどのようなツールなのでしょうか。ここでは、RPAの概要や注目される背景、活用するメリットをご紹介します。
RPAの基礎知識
RPAとは「Robotic Process Automation」の頭文字をとった略語のことで、一定の動作を教え込むことで、定型的な作業を自動的に処理するソフトウェアロボットです。
RPAは「デジタルレイバー(仮想知的労働者)」とも呼ばれ、人が行っている作業を代替して負担を減らしてくれる業務自動化・効率化のソリューションといえます。
例えば、
- 会社のデータベースから特定データをダウンロード
- Excelなどから基幹システムへのデータ入力
- Excelを使った数値入力、集計作業
- メール作成や送信
といった作業は、RPAの活用による自動化が可能です。また、例のように複数のアプリケーションにまたがる作業であっても連続して実施できるため、人からロボットへ移管できる作業の範囲が多岐にわたる点も特徴といえるでしょう。
RPAは、よくマクロと混同されがちです。しかし、マクロがVBAを使用したMicrosoft Officeに含まれるアプリケーションの自動化に限定されるのに対して、RPAは基本的にアプリケーションに縛られずに作業を自動化することが可能です。
少子高齢化で労働人口が減少傾向の日本企業においては、人に定型作業をアサインするのは非常にもったいないことです。RPAを有効活用し、定型作業はロボット、クリエイティブな作業は人、といったように棲み分けることが、これからは求められるでしょう。
RPAに注目が集まっている背景
現在の日本は少子高齢化がますます進んでおり、15歳から64歳までの生産年齢人口も減少を続けています。2017年には総人口に占める割合は60%、7,596万人の生産年齢人口がいましたが、2040年には総人口に占める割合は53.9%、5,978万人となるという予測されています。
このように労働人口の減少を補うという観点からRPAによる業務自動化には注目が集まっています。
またRPAは近年、大企業を中心に多くの企業で導入され、実際の導入効果が実証されていることも普及の後押しになっています。今後は中小企業でも導入が進むと見られています。
RPAを活用するメリット
RPAを導入した場合、さまざまなメリットがもたらされます。いくつか簡単にご紹介します。
- 業務の効率化
これまで人間が行なってきた定型業務を自動化することで、業務全体を効率化できます。
- 従業員の労働時間の有効化
RPAを導入することで、単純作業を担っていた従業員に労働時間の余裕が生まれます。その分の時間を企業の売上を上げる活動に充てるなど、クリエイティブな業務に割くことができるようになります。
- 作業正確性の向上
ソフトウェアロボットによって作業を自動化することで、作業精度が向上します。Excelから他システムへのデータ入力など、人手による単純作業は繰り返されれば繰り返すほど、ヒューマンエラーが生じることになります。
また、エラーの発生時には、作業の再確認など、対応するためのコストが生じますので、業務効率低下だけでなくコストの増大リスクも生まれます。
作業の正確性が高く、エラーもゼロを実現するRPAなら、作業効率を大幅に改善できるでしょう。ただしそのためには、導入前に業務フローや業務プロセスを最適化しておくことが重要です。
RPAでできる事、できない事
RPAにはできる事と、できない事があるため、導入前に確認しておく必要があります。
RPAでできる事は、以下の3点です。
- ルールが決まっていて判断が要らない作業の自動化
- 定期的に実施する作業の自動化
- 大量のデータ処理が必要な作業の自動化
RPAはソフトウェアロボットが人の代わりに作業を行うため、ルールさえ決まっていれば、大量のデータでも問題なく自動化できます。また、スケジュール機能などを活用することによって、スタッフが働けない深夜や休日に作業を行うことも可能です。
一方、RPAにできない事は、以下の2点です。
- 手順が複雑・決まっていない作業
- 思考や判断が必要になる作業
RPAは自主的に考えて、物事を判断できません。そのため、都度判断が必要な作業や、人の感覚に頼る作業の自動化は不可能です。また、毎回やり方が変化する作業も、対応が難しいでしょう。
なお、RPAでできる事、できない事については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
【初心者向け】RPAでできること・できないこととは?具体例も解説
RPAを導入するメリット
RPAを導入するメリットはたくさんありますが、代表的なものを紹介します。
業務効率化
RPAは人間が手作業で行っている作業をソフトウェアロボットが代替して自動化するため、作業にかかる工数を大幅に削減できます。つまり「業務効率化につながる」という点がRPAを導入するメリットのひとつです。
自動化する作業範囲が増えるほど、作業にかかる工数はさらに削減されます。例えば、1回5分で終了する作業を、1日に50回実施していたとしましょう。この作業をRPAで自動化することで、1日250分の工数削減効果が期待できます。
さらに、1ヶ月(20日)に換算すると5,000分、1年であれば60,000分という膨大な工数削減につながるのです。自動化する対象の作業を増やすことで、さらなる業務効率化につながるため積極的にRPAを活用しましょう。
作業担当者にかかる負荷の軽減
人が同じ作業を繰り返し実施する場合、物理的にも精神的にも負担が重くなります。RPAでソフトウェアロボットに作業を代替させ、作業にともなう人の負担をゼロにできる点は大きなメリットだといえるでしょう。
単純作業の繰り返しによる負担がなくなり、別の重要な業務に従事することで、スタッフの仕事へのやりがいも高まり、会社へのロイヤリティ向上にもつながるでしょう。
生産性の向上
RPAで作業を自動化することで、これまで作業を行っていたスタッフは、空いた時間をコア業務に充てられるようになります。これまで実施したくてもできなかったクリエイティブな業務や、業務改善プロジェクトなど、より重要な仕事を行う機会が増えることで、企業の生産性向上も期待できるでしょう。また、結果的に残業代などの人件費削減につながる場合もあります。
特に経理や総務など事務作業が多い現場においては、RPAの導入で生産性の大幅な向上が期待できます。
業務の品質やスピードの向上
ソフトウェアロボットが作業を行うRPAは、人手による作業よりも早く作業が実施できます。また、24時間365日稼働し続けることも可能なため、人が働けない深夜や休日でも作業が行えます。これは納期の短縮化にもつながるでしょう。
また、人手による作業を行う場合、誤入力などのヒューマンエラーの発生をゼロにすることは困難です。しかし、ソフトウェアロボットであるRPAであれば、あらかじめ決められた作業を繰り返し実施できるため、そのようなヒューマンエラーは発生しません。
業務改善につながる
RPAを導入する際には、事前に業務の棚卸を行うことが一般的です。棚卸の結果、無駄な作業や慣例化された作業、同じような作業の重複などがみつかる場合もあるでしょう。このように、RPAの導入をきっかけに、業務効率化につながる可能性もあります。
また、現場のスタッフがRPAで作業を自動化できるようになることで、業務改善のアイディアや提案が自発的に出てくることもあり、仕事へのモチベーションアップを図りながら生産性向上へつながる効果も期待できるでしょう。
現場主導で活用できる
RPA製品のいくつかは、IT知識やプログラミングスキルを持たない方でもシナリオ作成が可能です。そのため、普段現場で作業を行うスタッフの目線で、より実践的な作業の自動化や効率化が可能です。
一般的にITツールを導入する場合は、企業の情報システム部門のスタッフが主導になって推進することが多いと思います。しかし、情報システム部門のスタッフはIT知識については豊富ですが、現場の作業に関する知識はそれほど持っていないケースが多いです。その結果、現場目線でのツール活用ができず、大きな効果を上げられないケースも散見します。
一方、現場向けのRPAであれば現場主導で活用できるため、現場の実情に合った形で作業の自動化や効率化が進められるのです。
RPAの種類
RPAには「デスクトップ型」「サーバー型」「クラウド型」の3種類があり、それぞれの特徴に違いがあります。自社の課題解決につなげるためにも、より最適な種類のRPAを選ぶようにしましょう。
デスクトップ型
デスクトップ型は「オンプレミス型」とも呼ばれる、デスクトップPCにインストールして使うタイプのRPAツールです。
インストールして利用するため、パソコン内で完結する業務プロセスの自動化に特化したRPAツールで、導入までのリードタイムが短く手軽に利用できます。また、管理が楽な点もメリットです。
一方、デスクトップ型RPAツールのデメリットは、業務が属人化しやすい点です。作成したロボの管理や作成スキルがパソコンを使用するスタッフに委ねられるため、社内で一元管理する工夫が必要です。
サーバー型
サーバー型はサーバー内でロボの作成と作業の実施を行うタイプのRPAツールです。サーバー内で扱う膨大なデータを活用した作業の自動化や効率化が実現できます。
サーバー型のメリットは、ロボの一括管理が可能な点とセキュリティが堅牢な点です。そのため、全社的にRPAを導入したい企業に適しているでしょう。しかしながら、他の2種類のRPAに比べて費用が高い点がデメリットといえます。
クラウド型
クラウド型はベンダー保有のサーバー内に準備されたRPAツールを、Webブラウザ経由で企業が利用するタイプのものです。
クラウド型のメリットはサーバーやパソコンへのインストールが不要のため、導入までのリードタイムが短く、費用も安価な点が挙げられます。またクラウドサービスのため、新機能やセキュリティ強化のパッチなどが随時アップデートされ、追加コストを必要とせずに最新状態に保たれる点もメリットです。
一方、クラウドサービスということで、セキュリティ面ではサーバー型などに比べて弱い部分があることや、ローカルで使うソフトやアプリの起動や操作ができない点はデメリットだといえるでしょう。
おすすめRPAツール9選を機能・価格で比較
RPAツールはさまざまなベンダーからリリースされており、その種類が豊富です。今回は9種類のRPAツールについて、搭載している機能と料金・価格を比較してみました。
※下記は2021年7月時点でのものとなります。詳細な資料は各ベンダーへご相談ください。
WinActor
WinActor(ウィンアクター)はNTTグループが提供する純国産RPAツールです。フローチャートを使った方法と複数パターンのロボを組み合わせる2つの方法を活用することで、Windows上で動作するExcelやWord、IEなどのブラウザや各種DBで実施する作業を自動化できます。
主な機能
- フローチャート機能:一定の操作を記録しフローチャート形式で保存・編集が可能
- レコード機能:人がPC上で行った作業を記録し、ロボットに作業を代替させる機能
- ライブラリ機能:ExcelやOutlookなど、さまざまなソフトを操作するためのパーツを提供
- DB連携:ODBC経由でDB連携が可能
- セキュリティ機能:パスワードロックやログへの個人情報出力を制御する機能
- 操作記録機能:座標指定型とUI識別型、IE専用型を活用した操作記録が可能な機能
価格
フル機能版(ノードロック) |
実行版(ノードロック) |
|
メーカー希望小売価格(年) |
998,800円/年 |
272,800円/年 |
月額 |
82,500円/月 |
22,000円/月 |
※価格はすべて税込
なお、フル機能版(ノードロック)とは、インストールしたPC上でのみ利用可能なタイプです。
一方、管理ツール上でライセンスの利用状況を管理し、端末を限定せずに使えるフローティングと呼ばれるタイプは、オープン価格となっています。
ロボパットDX
ロボパットDXは「現場で作って使える」をコンセプトにしたRPAツールです。直感的なUIと高度な画像認識技術を活用した操作感で、ITリテラシーが低い方でもロボ作成を行って作業を自動化・効率化できる点が特長といえます。また、充実したサポートが無料である点も魅力です。
主な機能
- 文字・図形・色判別機能:表示された文字や図形、色を認識し、それぞれに対応した処理を実行する機能
- スケジューリング機能:決められたスケジュールになると、自動で作業を実行する機能
- エラー処理機能:エラー発生時など特定条件下で、あらかじめ決められた処理を実行する機能
- 高速スクレイピング機能:Webサイト上の情報を自動で収集する機能。30秒で1,200項目のデータ取得が可能
- Web自動化ナビゲーションシステム:実施したい処理をマウスオーバーしていくことで、直感的にロボ作成ができる機能
- 1ヵ月単位の契約でフレキシブルな利用が可能
価格
フル機能版(1ライセンス) |
132,000円/月 |
実行専用版(1ライセンス) |
44,000円/月 |
※価格はすべて税込
※年間契約での割引制度あり
フル機能版とはロボシナリオの作成と実行の両方が可能なタイプで、実行専用版はロボシナリオの実行と簡易な修正のみができるタイプです。
Robotic Crowd
クラウド型のRPAツールであるRobotic Crowdは、導入までのリードタイムが短く、ブラウザからの利用も可能です。業務フローの共有ができる点も特長で、チーム単位での作業効率化に適したRPAツールといえるでしょう。
主な機能
- フローチャート機能:一定の操作を記録しフローチャート形式で保存・編集が可能
- レコード機能:人がPC上で行った作業を記録し、ロボットに作業を代替させる機能
- プログラミング言語のルール設計機能:JavaやPHP、C#、Rubyといったプログラミング言語ごとに、処理やルールの設定が可能
- 文字・図形・色判別機能:表示された文字や図形、色を認識し、それぞれに対応した処理を実行する機能
価格
Robotic Crowd 標準プラン:165,000円/月 (税込)
ワークフロー数およびワークフロー内のアクション数の制限はありません。
Blue Prism
サーバー型のRPAツールであるBlue Prismは、フローチャート形式でロボ作成が行えるため、プログラミングの知識がない方でも作業の自動化を実施することが可能です。
AIとの連携や複雑な分岐処理もフローチャート形式で簡単に設定できるため、現場スタッフの作業負担を軽減し、業務効率化へつなげられるでしょう。
主な機能
- フローチャート機能:一定の操作を記録しフローチャート形式で保存・編集が可能
- レコード機能:人がPC上で行った作業を記録し、ロボットに作業を代替させる機能
- プログラミング言語のルール設計機能:JavaやPHP、C#、Rubyといったプログラミング言語ごとに、処理やルールの設定が可能
- 文字・図形・色判別機能:表示された文字や図形、色を認識し、それぞれに対応した処理を実行する機能
- トリガー設定機能:「メールの受信」「ファイルのダウンロード」など、事前の特定動作の後に自動で特定の作業を実行する機能
- デバッグ機能:実行中の作業停止やデータ項目差替え中の作業実行といった処理が可能になるなど、デバッグを実行できる機能
- エラー処理機能:エラー発生時など特定条件下で、あらかじめ決められた処理を実行する機能
- AI機能:AIが作業を繰り返すたびに最適な処理を学習して実行する機能
- ダッシュボード機能:運用中のロボの状況を一元管理して可視化する機能
- ログ管理機能:各種操作やロボの実行ログを収集・管理する機能
- 複数ロボット制御機能:一度に複数ロボの制御が可能
価格
・本番環境のロボ並列実行数1つあたりの希望小売価格は132万円/年(税込)
開発、テスト環境への課金・管理用のオプション課金は発生しません
UiPath
UiPathは「世界3大RPAソフト」のひとつで、世界中の多くの企業に導入された実績があります。ドラッグ&ドロップによる直感的な操作でロボのActivity(アクティビティ)という動作を指定することにより、作業を自動化できる点が特長です。
主な機能
UiPathは「開発」「実行」「管理統制」という3つの機能が、それぞれツール化されています。
- 開発(UiPath Studio):ロボを作成するツール。レコーディング機能とActivityを活用した直感的なロボ作成を実現
- 実行(UiPath Robot):作成済のロボを実行するためのツール。ユーザーによる任意のタイミングで処理が可能なAttended Robotと、管理者が設定したタイミングで実施するUnattended Robotの2種類が存在
- 管理統制(UiPath Orchestrator):ロボの管理統制を実施するツール。各種レポートやリリース、アセットの管理をはじめ、遠隔操作や作業負荷平準化といったさまざまな管理が可能
価格
導入パターン |
UiPathライセンス価格: |
UiPath Studio |
約60万円 |
UiPath Robot |
約75万円 |
UiPath Orchestrator |
約250万円 |
※上記はあくまでも目安の価格になるため、ベンダーへの確認が必要
Attended Robotの場合、ライセンス販売はユーザーまたは同時接続数単位
Unattended Robotの場合は同時接続数単位
BizRobo!
BizRobo!は、現場における業務効率化から大手金融企業まで幅広く導入されているRPAツールです。サーバ型RPAの代表格です。
主な機能
- フローチャート機能:一定の操作を記録しフローチャート形式で保存・編集が可能
- レコード機能:人がPC上で行った作業を記録し、ロボットに作業を代替させる機能
- プログラミング言語のルール設計機能:JavaやPHP、C#、Rubyといったプログラミング言語ごとに、処理やルールの設定が可能
- 文字・図形・色判別機能:表示された文字や図形、色を認識し、それぞれに対応した処理を実行する機能
- スケジューリング機能:決められたスケジュールになると、自動で作業を実行する機能
- トリガー設定機能:「メールの受信」「ファイルのダウンロード」など、事前の特定動作の後に自動で特定の作業を実行する機能
- エラー処理機能:エラー発生時など特定条件下で、あらかじめ決められた処理を実行する機能
- AI機能:AIが作業を繰り返す度に最適な処理を学習して実行する機能
- ダッシュボード機能:運用中のロボの状況を一元管理して可視化する機能
- 複数ロボット制御機能:一度に複数ロボの制御が可能
- ログ管理機能:各種操作やロボの実行ログを収集・管理する機能
価格
ライセンス種類 |
金額 |
通常ライセンス |
年額99万円 |
ガバメントライセンス(自治体向け) |
オープン価格 |
価格はすべて税込
※上記はあくまでも目安の価格になるため、ベンダー側への確認が必要
Automation 360
Automation 360は世界中の一流企業への導入実績が多数ある、Webベースのクラウド型RPAツールです。自動化できる作業量の多さと作業スピードの速さ、従来のRPAに比べてインフラコストが抑えられる点が特長といえます。
主な機能
- Discovery Bot:作業の自動化を迅速に実現するための機能
- IQ Bot:AIの活用により、隠れたデータや非構造化データを発見する機能
- RPA Workspace:繰り返し行う定型業務の自動化を実現する機能
- Bot Insight:ロボの可動ログを収集、分析する機能
- AARI:RPA を簡素化することで、ITリテラシーが低いスタッフでも使えるようになる機能
価格
プラン名・概要 |
価格 |
RPAの種類 |
小企業およびチーム向け Cloud Starter Pac |
月々:$750 USD 年間:$9,000 USD |
クラウド型のみ |
中企業・大企業向け Advanced Pack |
要問合せ |
クラウド型・サーバー(オンプレミス)型 |
BizteX cobit
国内初のクラウド型RPAであるBizteX cobitは、導入までのリードタイムが短く、複数拠点で利用できる点が特長です。また、直感的なUI・UXを実装しているため、誰でも簡単にロボ作成を実施して作業を自動化できるでしょう。
主な機能
- フローチャート機能:一定の操作を記録しフローチャート形式で保存・編集が可能
- スケジューリング機能:決められたスケジュールになると、自動で作業を実行する機能
- トリガー設定機能:「メールの受信」「ファイルのダウンロード」など、事前の特定動作の後に自動で特定の作業を実行する機能
- エラー処理機能:エラー発生時など特定条件下で、あらかじめ決められた処理を実行する機能
- ダッシュボード機能:運用中のロボの状況を一元管理して可視化する機能
- 複数ロボット制御機能:一度に複数ロボの制御が可能
価格
エントリープラン:2.2万円〜/月(税込)
発行アカウント:1ID 作成ロボ数:無制限
Power Automate
Power AutomateはMicrosoft FlowのRPA機能「UI Flow(ユーイー・フロー)」をベースにしたRPAツールです。Windows10ユーザーはPower Automateデスクトップを無料でダウンロードして利用できますが、ロボの共有ができない点がデメリットといえます。また、ある程度のITスキルやプログラミング知識が必要なため、現場単独で活用するのは難しいでしょう。
主な機能
- テンプレート機能:作業自動化のテンプレートを活用することで素早く業務効率化を実現
- Microsoft Azureとの連携:安価かつセキュアな環境を提供
- コネクタ機能:Office 365やSlack、GitHubなどのツールや、FacebookやTwitterなどのSNSと連携するための機能
- AI Builder(エーアイ・ビルダー):ITスキルやプログラミング知識がない方でもAIを活用しやすい機能
- モバイルからの操作が可能:iPhoneやAndroidスマホ上でも利用可能
価格
ライセンスの種類 |
ユーザーごとのライセンス |
フローごとのライセンス |
|
ユーザーごとのプラン |
アテンド型(人と共同作業が可能な) RPA ユーザーごとのプラン |
フローごとのプラン |
|
価格 |
1,630円/月ユーザー |
4,350円/月ユーザー |
¥54,350円/5フロー月額 |
プラン概要 |
クラウドフローを無制限に作成可能 |
・クラウドフローを無制限に作成可能 ・RPAとAI経由でレガシーアプリの自動化が可能 |
組織全体のユーザー向けの予約キャパシティでクラウドフローを実装 |
価格はすべて税込
これだけじゃない!目的に合わせたおすすめRPAツール17選を機能・価格で比較
Automation Anywhere
Automation Anywhereはクラウド型RPAであり、約90カ国で導入されているツールです。オンラインでログインすればすぐにプロセスの自動化が開始できます。
■主な機能
クライアント管理機能:ロボット開発端末、ロボット実行端末がインストールされているマシンを管理
ロボット管理機能:サーバーにアップロードされているロボットなどのファイルを管理
ログ管理機能:ロボット管理サーバーと操作ログのロボットの実行ログを記録
レポート機能:指定期間のROI、各ロボットの実行回数などを出力
■価格
要問い合わせ
NICE
NICEは事務作業に特化しているRPAツールです。完全自動化ではなく、半自動化ロボにより複雑な事務作業を行うスタッフを手助けすることを重視しています。
■主な機能
バーチャルアテンド機能:24時間休むことなくバーチャルアテンドが個人秘書として働く。
オープンプラットフォーム:OCRやチャットボット、機械学習などによって繰り返しの業務を自動化
欲しい情報の可視化:受電の際に過去のやり取りの内容を瞬時に収集して会話ができる
■価格
要問い合わせ
WorkFusion
WorkFusionはAIを基盤としたエンタープライズオートメーションツールです。日本語には非対応ですが、無料で利用できる領域があります。バックオフィス業務の自動化による人員削減、業務効率化に向いています。
■主な機能
ドラッグ&ドロップアクションライブラリ機能:ボタンを押すだけでタスクの自動化
WorkFusion Bot:他のツールやデータサイエンティスト、コーディングなしでリアルタイムな学習に適応
■価格
Express:無料
Business:要問い合わせ(無料トライアル期間あり)
SynchRoid
SynchRoidはソフトバンク社が開発したRPAツールであり、単純作業を自動化します。ロボットを自社で作ることができるため、業務内容に合わせた処理を実現しやすいです。
■主な機能
Design Studio機能:システムのレイアウトなどWeb画面から作りたいものを開発
開発辞典:ロボット開発で行いたい事柄や必要な手順を検索できるオンライン学習システム
ポータルサイト:ヘルプデスクによるフォーム上での問い合わせ、ロボット作成のマニュアルなどの提供
■価格
要問い合わせ(30日間無料トライアルあり)
Verint
Verintは単純作業を自動化してヒューマンエラーを削減できるツールです。複数のソフトウェアロボットで構成されており、業務プロセスをロボットに置き換えることが可能です。
■主な機能
自動スクリプト作成機能:人間が行う操作を記録して、自動でスクリプトを作成
Windows標準以外にも対応:Windows標準搭載以外のアプリケションを利用した業務も任せられる
Webポータル:情報をグラフィカルに一瞬でわかるように表示できるなど
長時間の録音機能:サーバー上のハードディスクの容量を自由に大きくできて、長時間の音声の録音・再生
■価格
要問い合わせ
Pega Robotic Process Automation
Pega Robotic Process Automationは反復作業に素早くオートメーションを導入して、デジタル変革を目指すツールです。複数のアプリケーションを統合してサイロを無くします。
■主な機能
BPMS機能との連携:業務を可視化して自動化するBPMS機能との連携
トランザクション処理機能:24時間365日休みなく作業
■価格
要問い合わせ
Autoブラウザ名人
Autoブラウザ名人はキーボード入力やマウス操作などのさまざまなブラウザ操作が自動化できるツールです。これまで飲食業や金融業、アパレルメーカーなど幅広い業種・業界で導入実績があります。
■主な機能
自動記録機能:人間が操作した内容を自動記録・登録によって効率的な開発
実行ログ管理機能:画面上の全ての実行ログを確認
スケジュール設定機能:事前に設定したスケジュールで自動処理を実行
■価格
Autoブラウザ名人 開発版:360,000円(税込、1年ライセンス)、1,620,000円(税込、5年ライセンス)
Autoブラウザ名人 実行版:120,000円(税込、1年ライセンス)、540,000円(税込、5年ライセンス)
batton
battonはAIによって業務自動化を行うツールです。プログラミング知識がなくても直感的な操作で利用しやすい点も特徴となります。サポート体制も充実しており、RPAツールが初めてでも安心感があります。
■主な機能
プロジェクトチーム:業務を理解している人が簡単にロボットを作って運用チーム作りの支援
複数人での共有:多拠点間でのロボットの共有が可能
■価格
148,000円(税込)〜/月
Winautomation
Winautomationはアプリケーションの自動化、WebやExcel操作の自動化などの主要機能が400以上も搭載されています。コストを抑えてRPAツールを導入したい場合にも向いている製品です。
■主な機能
スケジューリング機能:スケジュールに応じて定期実行や定刻実行
トリガー機能:起動する際の条件を指定
各種自動化:デスクトップアプリ、Web操作、Excel操作、メールの送受信
■価格
480ドル/年(約50,000/年)
JobAuto
JobAutoはマウス操作だけでロボットが作成できるPRAツールです。豊富な機能に加えて、仮想環境での運用も可能です。初期費用が無料など購入・構築コストが低い点も魅力です。
■主な機能
作成機能:パソコンで行われるさまざまな操作をロボット化
実行機能:ロボットのスケジュールを実行(稼働する端末の指定も可能)
管理機能:ロボットの実行スケジュール、実行時のログを管理
■価格
80,000円(税抜)〜/月
オークファンロボ
オークファンロボは全てのEC業務の自動化に対応しています。商品登録や更新、注文確定メールの送信、受注管理などニーズに合わせて自動化シナリオを組むことが可能です。
■主な機能
ノーコード設定:パソコンの基本操作飲みで作業手順の作成が可能
Webでの情報収集、レポート作成:各種情報の収集からレポートの作成
日報、通知、請求書送信:日報などのメール作成と送信
■価格
要問い合わせ
コピロボ
コピロボはExcel集計業務の課題を解決できるRPAツールです。クラウドにExcelファイルをアップロードするだけで自動集計してくれます。
■主な機能
Excel自動集計機能:ファイルをアップロードすると自動集計
メール連携機能:Excelをメール添付して送信すると自動集計してBoxフォルダに格納
Boxとの連携:BoxとAPIレベルで連携するために常にBoxフォルダを監視
■価格
要問い合わせ
QueenBOT RPA
QueenBOT RPAは低コストでありながらパソコンで行う事務系の作業を自動化できるRPAツールです。財務会計や人事という職種別、金融業や物流業などの業種別で幅広く導入されています。
■主な機能
レコーダー機能:人間の操作をレコーディンして開発
EXEファイル化:ロボットと人間の連携、ロボット同士の連携などマルチテナンシー
■価格
300,000万円(税抜)〜/年
OCEVISTAS
OCEVISTASは中小企業や自治体向けに開発されたRPAツールです。情報収集やExcelへのデータ入力などさまざまな業務の自動化ができます。人事給与、財務会計などの業務も自動化できます。
■主な機能
人事給与システム:社員情報入力、給与仕分けデータ作成、有給取得状況確認など
財務会計システム:口座登録、月次推計表作成、決算報告書作成など
■価格
OCEVISTAS mini:90万円〜/年
OCEVISTAS BasicRobo:720万円〜/年
DAiKO OCR with AI inside
DAiKO OCR with AI insideは手書き書類や帳票の文字を読み取ってデータ化するAI-OCRサービスです。従来までの単純な入力作業を自動化することで、帳票処理業務の稼働時間が削減できます。
■主な機能
AI活用のOCR:AIによるディープラーニングと補正用データベースの適用で識字率96%以上
■価格
30,000円(税込)〜/月(6,000項目を超える分は3円)
パトロールロボコン
パトロールロボコンは監視運用ソリューションのひとつとして開発されたツールです。調査・復旧・報告など人間が行っていたシステム運用の自動化が可能となっています。
■主な機能
パトロールコンボ機能:画面表示認識やマウス自動入力、キーボード自動入力によって人間目線での仕事を実現
パトロールクラリス監視運用ソリューとの連携:より高度な監視と運用の自動化を実現
■価格
要問い合わせ(基本ライセンス+ブースターパック、クイックロボコン)
PINOKIO
PINOKIOは使いやすいRPAツールとして、操作画面のわかりやすさが特徴です。ドラッグ&ドロップの簡単な操作でフローが完成します。ボタンひとつで自動化フローが作成できるテンプレートも魅力でしょう。
■主な機能
テンプレート機能:テンプレート内から行いたい作業を選択して自動化フローを作成
連携機能:Excel、kintone、メール、Webクローラーなどとの連携
名刺管理機能:名刺からOCR機能によって読み取った文字をAIで言語解析、データ化
フォルダ監視機能:特定のフォルダを監視してファイルが追加されたときなどに特定の処理を実行させる
■価格
100,000円〜/月(税込)
知っておくべきRPAツールの選び方とは?
自社に合ったRPAを選ぶ際には、以下のポイントを確認しながら絞り込んでいきましょう。
自社の用途に適しているか?
RPAの中には非常に多機能なものもありますが、過剰に高機能なツールを導入するのはもったいない場合があります。導入前に自社の課題を明確化し、解決できる機能が最低限提供されているRPAツールを選ぶことが大切です。
例えば、中小企業で従業員が15名程度しかいない場合に、サーバー型のRPAを導入しても使わない機能が多いうえに、導入コストや費用も非常に高くなります。導入の際には機能面だけで選ぶのではなく、デスクトップ型かクラウド型で、かつ自社の課題解決に有用な機能が提供されているRPAツールをみつけるべきでしょう。
また、ロボの起動が自動か手動かという点も、重要なポイントです。RPAツールにタイマー機能が搭載されている場合は、人が働けない深夜や休日などでも、作業を行えます。作業量の多い現場や、業務の平準化を行いたい現場であれば、自動でロボを起動できるRPAツールを洗濯するのがおすすめです。
一方、RPAを導入し、多くの業務を自動化したい場合には、複数のロボを起動できるかどうかも確認しておかなくてはいけません。1つのロボしか動かせないRPAツールを導入すると、作業の数にあわせてライセンスを増やす必要があります。その結果、コストが高くなり、作業は自動化できても費用対効果があわなくなる可能性はあるでしょう。そのため、複数のロボが動くRPAツールを導入しておくと安心です。
現場スタッフにも扱えるか
RPAを活用して作業を自動化するのは現場のスタッフです。そのため、現場のスタッフが扱えないRPAツールを導入するのは避けましょう。
高いITリテラシーやプログラミングスキルがないと使えないようなRPAツールは、現場スタッフ主導で業務改善が行えないため、導入しても使われなくなる可能性が高いです。
また、いきなり有料版を導入するのではなく、無料トライアルを実施し、実際に現場のスタッフに体験してもらうようにしましょう。
運用をサポートしてもらえるか
ベンダーのサポート体制の手厚さも、RPAツールを決めるうえでの重要なポイントです。導入時はもちろん、実際の運用に入った後もしっかりとサポートしてくれるベンダーを選ぶと安心でしょう。
「ロボが正常に動かなくなった」などのトラブルが発生した場合に、すぐにサポートしてくれるベンダーか、導入時に丁寧にレクチャーしてくれるか、といったことを事前に確認しておく必要があります。RPAの使い方だけでなく、自社の組織にあった柔軟なサポートを実施してくれるベンダーが理想です。
社内システムと連携できるか
社内システムとの連携可否についても、RPAを導入するべきに検討するべきポイントです。
多くの日本企業では、過去から使い続けている社内システムが大規模かつ複雑化しているケースが散見されます。そのため、ちょっとした改修や機能追加をおこなう場合でも、関連部署に大きな影響が及ぶため、甚大な工数や費用が発生することが多いものです。
RPAツールを導入して全社的に業務効率化を実施する場合は、社内システムとの連携が不可欠になります。しかし、社内システムが複雑すぎてRPAとうまく連携できない場合は、生産性を上げることは困難でしょう。
そのような場合は、システム自体の見直しや局所的なRPA導入も視野にいれる必要がでてきます。よって、RPAによる自動化・効率化をおこなう際、社内システムにどのような影響がでるのか導入前に動作環境を確認しておくことも必要です。
セキュリティ対策は万全か
導入を検討するRPAツールにおける、セキュリティ面の考慮も必要です。
RPAはソフトウェアロボットであるため、セキュリティホールが存在しないとは言い切れません。そのため、定期的にアップデートを実施し、セキュリティ対策の改善を定期的に実施するベンダーが提供するRPAツールを選択しておくと安心でしょう。
また、導入前にどのようなセキュリティ対策を講じているのか提供会社に確認することはもちろん、過去に重大なセキュリティエラーが発生していないか、併せて確認しておく必要もあります。
価格だけで選んではいけない
「価格が安いから」という理由だけでRPAツールを選んだ場合も、失敗する可能性が高いでしょう。
いくら価格が安くても自社の課題を解決する機能が提供されていないRPAツールでは、導入しても意味がありません。また、ライセンス料が他のRPAツールより安く見えても、バージョンアップ代や初期費用、サポート料など、すべてを加味しなければ本当の価格はわからないため慎重に判断しましょう。
無料トライアルは存在するか
どのようなRPAツールでも、実際に現場へ導入して使ってみなければ、自社の課題解決につながるかどうかはわかりません。そのため、RPAツールを選ぶときには、無料トライアルが存在するかどうかも確認しておく必要があります。必ず本導入の前に、無料トライアルを活用して、使用感を確かめておきましょう。
RPAの導入方法・導入手順
RPAを導入し、効果的な活用を実現するためには、以下4つのステップで進めることが大切です。
- 【事前準備】RPA適用に向けた業務の定型化
- 【RPA導入前】自社に合ったRPAを選ぶ
- 【RPA導入】スモールスタートをこころがける
- 【RPA導入後】運用における課題対策の検討
RPA導入の検討をする際には、まず現状業務の棚卸しを行う必要があります。現状の業務を洗い出し、業務プロセスを可視化させることによって、ボトルネックの明確化と業務フローの見直し・改善を実現することが可能です。
次に、自社に合ったRPAを選択する必要があります。その際には、以下のポイントに留意しましょう。
- 実際に対象業務を実現できるか
- 現場で使いこなせるか
- サポート体制は整っているか
実際に、現場へRPAを導入する際には、スモールスタートで改善を重ね、少しずつ成功体験をつくっていくのがポイントです。まず、1つの部署だけで試験的に導入し、小さな成功体験を重ねていきます。そして、細かい修正・改善を重ねながら少しずつ拡大していく方法が、リスクを抑えて高い効果を発揮できるでしょう。
そして、RPAの運用が本格的にスタートした後は、安定的かつ継続的に運用するために、以下の点についても検討し、対策を打つ必要があります。
- 継続的にメンテナンスできる人材の確保
- 運用のブラックボックス化を防ぐ
- セキュリティ対策の実施
RPAの導入手順について詳しく知りたい方は、以下の記事もご確認ください。
RPAの導入手順まとめ|検討のポイント&有効活用の秘訣をまるごと解説
RPA導入の注意点
RPAの導入時には、自動化したい作業や社内体制について確認すべきポイントがあります。
RPAに向いている業務とRPAに向いていない業務がある
RPAはあくまでも繰り返し実施する毎回やり方が決まった定型作業を自動化するためのツールです。そのため、毎回実施方法が変わる作業や、ヒトの感性や判断が必要な作業の自動化には適していません。
したがって、RPAで自動化・効率化したい作業と、ヒトが行う作業の棲み分けを行ったうえで、導入の可否を検討する必要があります。
また、RPAが自動化できる作業はパソコン内の作業に限られます。
最近、ペーパーレス化を視野にOCR(光学文字認識)と組み合わせてRPAの活用を検討するケースも増えてきていますが、うまくいかなかったという声も聞こえてきます。OCRとRPAを連携して活用する場合は一気に導入するのではなく、まずRPAを定着させ、その後OCRを活用するという具合に二段階に分けて導入すると定着率が高まります。
RPAの導入推進や管理のための人材が必要
RPAを導入して社内に浸透させるためには、専用の組織をつくるなど特化した対応をとるべきでしょう。
また、そのためにはRPAに対する知見やスキルを持った人材の育成や確保が必要です。現場のスタッフはルーチン業務で多忙なことが多く、RPAの勉強をさらに加えるとかなりの負担がかかります。
よって、RPAのプロジェクトに集中させるためにも、専用の組織をつくっておくことがおすすめです。
管理やメンテナンスが不可欠
RPAの導入後は、社内で作成したロボの管理や定期的なメンテナンスが必要です。
現場主導でRPAを使いはじめると、スタッフのパソコンのみで使用される、いわゆる野良ロボットが増える可能性があります。業務の属人化を避けるためにも、社内のロボを一元管理しなくてはいけません。
また、アプリの仕様変更への対応やエラー回避などが必要な場合もあるので、定期的なメンテナンスを行う必要があります。こうした理由からも、可能な場合は社内に専用の組織を作ってRPAを一元管理するとよいでしょう。
自社の課題解決につながるRPAツールを選ぼう
RPAはあくまでも課題解決のツールに過ぎないため、RPAを導入しただけで自社の課題解決につながるわけではありません。
自社の課題解決につながる機能が提供されているRPAツールを選ぶことはもちろん、今回紹介したRPA選定時のポイントや注意点を確認することで、最適なものを絞り込むことが重要です。
くれぐれもRPAの導入自体が目的にならないように注意する必要があります。
なお、本記事でもご紹介した「ロボパットDX」は、「現場が自分で作業を自動化する」をコンセプトに、現場向けに開発されたRPAです。導入企業数も1,000社(※)を超え、業種毎の導入事例も充実しています。※2022年10月現在
本記事でご興味を持っていただけた方は、詳細は以下よりお気軽にお問い合わせください。