※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※
「良く知らない」が無駄な時間を創出している!?
私の担当しているA社では、「製造部門」と「調達部門」にてロボパットの導入を頂いております。
導入後1ヶ月目は各部署それぞれにて、業務の見直し/ロボ作成を行って頂いておりました。
私は、ロボの作成サポートをしていく中で、各部署の業務が同じ基幹システムを介して行われている、
また、業務内容も互いの部署に関わる業務が多い事に気づきました。
そこで、「情報共有会」の開催を提案させて頂いたのです。
情報共有会での新たな発見
2ヶ月目半ばに「情報共有会」を開催したところ下記の事が分かりました。
- 同じ業務フローをロボ化していた事
- お互いに必要の無い(省略できる)業務フローが存在していること
- 自部署内に業務効率化が出来る部分がもっとたくさんあったこと
1について、同じ業務を行うロボが1社に2つ存在する必要がありませんよね。
誰かが作成したロボを共有することで作成時間の短縮が叶います。
今後は互いに何を作成しているか、情報共有することで
作成時間の短縮が図れることが解りました。
2について、こちらロボは関係なく、そもそもお互いに省略できる業務フローがあったことが判明しました。
本事例では同じデータの作成を2部署が行っている事が分かったので、今後は調達部門が作成したデータを製造部門が流用するという事になりました。ここでも業務効率化、作業時間の短縮が叶いました。
3について、製造部門が作成しているロボを調達部門が見せてもらったことで、調達部門の中で、「うちでも似た業務やっているよね!あれも効率化の対象に出来そう!」とお声が上がりました。
他部署の効率化事例を知る事で、自部署の効率化の幅が広がったのです。
おわりに
周囲がどんな業務を行っているのか、「知る」だけでも自部署の業務、自分の業務の効率化に繋がり、それがDX推進を加速させるきっかけとなります。
お客様の中には「DX推進チーム」「業務効率化プロジェクト」等、現場の業務を俯瞰してみてくれるチームが構築されている企業もありますよね。
このような企業であれば、この方々が架け橋となり自然と情報共有が行われるのでしょう。
しかしそうでない企業も多いはずです。
もしも貴社にこのような専任の方々がいない場合は、是非、近くの部署との情報共有会を実施してみてください。
きっと色々な業務効率化/DX推進のヒントを得る事ができるでしょう!!