※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信(メールマガジン)】のアーカイブです。※
やめたくてもやめられない「紙」を使った業務
今回は、送迎サービスの会社さんの事例です。
主に医療福祉施設を中心に最寄り駅など、病院・施設の間を巡回して、患者様を送迎するサービスを提供しています。
実際の業務の中で、運転手の方が、どの経路をいつ走ったのか、ガソリンはどれだけ使ったのか、
(タクシーの運転手さんも同じような業務をされていると思いますが、)
を手書きで毎日日報として作成し、本社に提出するそうです。
本社ではこの紙を見て、システムに入力。それを毎日行っているので、
ドライバーの数×31日。毎月結構な処理枚数ですよね。
この業務を自動化できないかというご相談でした。
紙業務が一瞬でデータに!
問題は、紙の処理です。
本来であれば、問題の発生原因にもなっている、「紙」を使ったオペレーション事態をなくすことを考えます。
しかし、お客様の事情として、運転手さんは年齢層が高く、タブレットやスマホなどで報告させるのは大変だという配慮がありました。
だからこそ、その部分は変えずに、本社側でのオペレーションを変えていきたいという思いがあったので、紙ありきで自動化することから検討し始めたのです。
弊社では「Pat-OCR」というAI-OCRを提供しているので、そのOCRとロボパットを組み合わせて、
・手書きデータの文字化→OCR
・エクセル加工→RPA
という具合にデジタルに置き換えていった結果、人の負担をゼロにすることができたのです。
改革は、まだまだ終わりません
このお客様とのかかわりは、これだけでは終わりません。
印象的だったのは、ロボパットを活用して業務改善に取り組む中で、
業務に対して「疑問」を持つようになったそうです。
例えば、今回の業務だと
これまでは既存のエクセルのフォーマットに1列ずつデータを転記していました。
しかし、そもそもフォーマットを変えることで、もっと作業時間を短縮できるんじゃないか
という考えに至り、最終的にはCSVで出力したデータのまま、
全選択&コピペで、一発で転記作業もおわるフォーマットに進化していました。
こういう人材が育てば、後はその輪を広げていくことが重要ですよね。
RPA導入をきっかけに
冒頭で「RPA導入だけですべての問題を解決できるわけではない」とお伝えしましたが、
我々のゴールはRPAの導入ではなく、お客様のありたい姿を実現するために、RPAをきっかけにDXを推進いただくことです。
ロボパットの運用提案だけにとどまらず、
生産性向上に向けに我々が伴走させていただきますし、
今後もロボパット以上の価値を提供できるように取り組んでいきます。