※この記事は【RPAロボパットお役立ち通信（メールマガジン）】のアーカイブです。※
効率化したい業務の第一位は Excel業務
兵庫県にある100人規模のお客様先の事例をご紹介します。
こちらのお客様は人材不足に悩み、業務効率化による生産性向上を進めるべく日々情報収集をされておりました。
私とのご面談後、全社に向けて効率化したい業務の洗い出しをすることに。
2週間ほど経ち、ご連絡を頂いたのですが、洗い出された業務のうち60％が、その業務のどこかでExcelを使用していることが分かりました。
その後、洗い出された業務について、実際に自動化できるかどうかを確認する「業務診断会」を開催、実際に皆さんの業務フローを見せて頂きました。
すると、RPAや有料のITツールに任せずとも、「それ、Excelの機能やショートカットキーで効率化出来そうです！」という作業工程が幾つもあったんです！
Excelに少々疎い私ですが、「Excelで出来る事」を学んでいた事で、「RPAでロボを作成しなくても良い業務」を診断し、お客様にとって最適な提案をすることができました。
０円で出来るところまで、効率化してみよう
前述のお客様は、現在ではロボパットをご導入頂いておりますが、当時、有料ツールを使用せずとも、現状行っている自分たちの業務が効率化できることにとても驚いたそうです。
そこからは、社内で何名か従業員の方を選出頂き、まずはその方々のExcel業務の効率化のお手伝いをさせて頂きました。
一番有効活用頂いたのは、「関数」と「ショートカットキー」です。
また、単なるフィルター機能でも自分たちの業務で活用できる事がたくさんあるんだ！！と、皆さん楽しんで日々の業務の見直しを行われておりました。
現在では、RPAで特定セルに関数を入力させデータ抽出を行っていたりデータ突合をさせていたりしておられます。
Excelでの作業効率化と、そこにRPAを組み合わせることでより業務の効率化が実現するというケースは、多くの会社にも当てはまるものと思います。
使用しているツールで「出来る事」は何か？
私自身も含めて意外と知らない方も多くいるということを日々のサポートで感じています。
「Excelで出来る事」を知るだけでも、業務の時短に繋がったという事例のご紹介でした。
ちなみに・・・
Office系のアプリケーションは、ほとんどの企業様に導入されているかと思います。
Wordを使用されているお客様でも「0円で効率化が出来た！」という事例がございました。
これは私も目から鱗でしたが、「差し込み印刷」という機能を皆さんご存知でしょうか？
学校の先生であれば知ってて当たり前の機能なのかもしれません。
ご興味がある方は是非、検索をしてみてください！
おわりに
皆さんお気づきの通りこの0円でのDX化、肝心なのは「出来る事を知る」です。
私も日々、ネットで「Excel 複数条件 フィルターかけ方」等、常に検索して出来ることを調べています。
最近では、流行りのAI機能Chat GPT（無料版）を活用することも多いです。
もちろん有料ツールでないと出来ない事、というのもございますが、まずは0円で出来るDX化をしてみるのも一つの手かもしれません。
私たちはRPAロボパットのご導入企業様にサポートの一環として「Excel勉強会」の実施をしております。
内容は、基本的な関数、知っていると便利な関数、ピポットテーブルの作成、グラフの作成方法等、多岐に渡ります。
このように０円で生産性向上をする、という事だけでも組織内でDX人材が育ち、企業文化、風土の変革が実現できます。
皆さんも「出来る事を知る」活動からどんどんDXを進めていきましょう！
