RPAツールとは
RPAツールとは「Robotic Process Automation」の頭文字をとった略語のことで、これまで手作業で行なってきた多くの定型業務を自動化するためのソフトウェアロボットです。RPAは人間の判断を伴わない作業の自動化に強みを発揮します。
完全無料で使えるおもなRPAフリーソフト
RPAツールの中には、完全無料で使えるフリーソフトが存在します。今までRPAを使ったことがない方は、まずフリーソフトを使ってみるのもよいでしょう。
ここでは、2022年3月時点で利用できるRPAフリーソフト※をご紹介します。
なお、下記以外にも無償版のRPAツールが提供されていました。「Intelligent Automation Cloud(旧名:RPA Express)」というRPAツールです。無償で提供されていましたが、2020年4月から無償ダウンロードができなくなりました。RPAツールの情報は、常に最新の情報を探すようにしましょう。
※この記事でのRPAフリーソフトは、製品版(有料)利用を検討するための無料トライアル版ではなく、無償で提供されているフリーソフトを指します。
UiPath Community Edition
UiPathの無償版ライセンスで、対象者は個人のRPA開発者と小規模事業者※です。
※小規模事業者の定義は「関連会社を含め従業員が250人未満で、売上高が500万ドル未満の組織」です。
開発環境「UiPath Studio(およびStudio X)」、RPA管理ツール「UiPath Orchestrator」の2つのツールが利用できます。2020年6月時点の情報では、無料で期限なく使用することができると公式ホームページに記載されています。
有償版との最大の違いは自動化できるロボットの数が3台分であることです。また、UiPath Community Editionのライセンスを取得するには、「UiPath Community Cloud」にアカウントを作成し登録する必要があります。
Automation Anywhere Community Edition
Automation Anywhereには有償版以外にCommunity Editionのフリーウェアがあります。ただし使用するには条件※がありますので、事前にライセンスが適応されるか確認しましょう。
※マシン台数が250未満、ユーザー数が250人未満、年間収益が500万ドル未満
Automation Anywhereで使える無料機能は下記の通りです。
IQ Bot
IQ Botは拡張子の異なるドキュメントからデータを抽出しCSVファイルに変換する機能です。
Bot Insight
自動化を実施してどのくらい業務効率化の効果が出たのか可視化するツールです。作業内容の追跡から、対象Botの業務効率のレポートを作成します。エラーなどの不具合特定機能もあるので便利です。
Bot Store
Bot Storeは自動化ロボットのオンライン上のマーケットです。人事、会計、製造など業務に応じた便利なBotをダウンロードすることができます。作成の手間を省略したいとき、Bot Storeからロボットを選ぶといいでしょう。
Automation Anywhere Community Editionを利用するには、アカウントを登録しサイトにログインした後、Botエージェントをインストールする必要があります。
マクロマン
コクー株式会社が提供している完全無償版のRPAツールです。マクロマンの得意な業務タイプは下記の5種類になります。
- データ入力
- データ集積と分析
- データ照合
- メール受信・送信
- 情報検索
マクロマンの最大のメリットは、1企業に対して登録できる人数に制限を設けていない点です。ほかにも、オンラインマニュアルの用意があるうえ、マクロマンユーザーコミュニティで質問ができるシステムになっています。
Robotic Crowd Agent
Robotic Crowd AgentはChrome拡張機能を使ったクラウド型の無料版RPAツールです。ロボットを実行している間、ブラウザをアクティブにしなければいけないこと以外、有料版と大きな違いがありません。
連携可能サービスは下記の通りです。
- Gmail
- Google Sheets
- Google Drive
- OneDrive
- Dropbox
- Box
- Google Analytics
- Search Console
- Slack
Google ChromeとCSVファイル、スプレッドシートを使うだけなら、Robotic Crowd Agentだけで事足ります。
Microsoft Power Automate Desktop
Microsoft Power Automate Desktopは、デスクトップ向けのRPAツールです。
Windows 10 ユーザーおよびWindows 11 ユーザーはPower Automate Desktopの機能を無料で使えます。また、Power Automate Desktopには無料トライアルも提供されているため、Windowsユーザーではない方も試しに使ってみることが可能です。
Power Automate Desktopは分かりやすいUIデザインが提供されているため、PCで行っている作業を簡単に自動化できるでしょう。デスクトップとWeb上の作業をレコーディングし、後から操作をリアルタイムに編集することもできます。
また、Power Automate Desktopにはさまざまなテンプレートが用意されているので、導入後、すぐに業務改善に役立てられる点も特徴です。
UWSC
厳密にはRPAではありませんが、UWSCというフリーソフトを活用することで、業務の自動化が実現できます。
UWSCはWindowsパソコンで行う作業の動作を記録し、自動化と連続化ができるツールです。マウスやキーボードの操作を覚えてくれるため、ちょっとした定型作業の自動化であれば比較的簡単に行えるでしょう。
ただし、分岐が必要など、複雑な作業の自動化を行う場合には、プログラミングのスキルが必要です。また、すでにサポートが停止しているため、今後バージョンアップや機能追加されることもありませんので、その点も注意しましょう。
RPAフリーソフトのメリット
RPAフリーソフトはなんといっても無料なので、その利点を活かすべきでしょう。RPAフリーソフトを活用するメリットを4つ紹介します。
すぐに利用可能
RPAフリーソフトは、有料版のものに比べ機能はシンプルなものが多いため、すぐに利用できる点がメリットです。ベンダーのWebサイトに登録すれば、すぐに使えるものが多いため、導入ハードルは非常に低いといえるでしょう。自社の業務が自動化できるかどうか試してみるためには、RPAフリーソフトの活用が有効です。
費用が掛からない
RPAフリーソフトは、導入時に一切費用が発生しない点が最大のメリットです。
RPAがどのようなツールで、自社にとってどのようなメリットがあるかについては、実際に導入して使ってみなければ分かりません。しかし、RPAフリーソフトであれば気軽に導入できますので、使用感や自社の業務フローに合うかどうかを確認しやすいでしょう。
なお、参考までに有償版RPAツールの価格も紹介します。
主な有償版RPAツール利用の料金表
ツール名 |
価格 |
---|---|
ロボパットDX |
フル機能版:120,000円/月 実行専用版:40,000円/月 |
ウィンアクター |
・ノードロックライセンス フル機能版:908,000円/年 実行版:248,000円/年 |
・フローティングライセンス 要問い合わせ |
|
BizteX cobit |
エントリープラン:20,000円/月~ |
BizRobo! |
・BizRobo! Basic 年間サービス利用料:720万円 ・BizRobo! Lite 初期費用:30万円 年間基本利用料金:120万円 ・BizRobo! Lite+ 初期費用30万円 年間基本利用料金:180万円 ・BizRobo! mini 年間基本利用料金:90万円 |
上記有償版RPAツールは、中規模の自動化を想定した国産ツールで、日本語にも対応しています。多くのRPAツールはWindowsのみに対応しています。
上記よりもさらに大規模向けの本格的なRPAツールになると、年間数百万円単位の費用が発生します。実際に現場に導入してから「うまく使えなかった」「社内に浸透しなかった」といった問題が発生する状況だけは避けなくてはいけません。
そのため、これまでRPAを使ったことがない企業においては、まずはRPAフリーソフトで動作を確認してみるのも良いかもしれません。
他の領域に投資できる
RPAフリーソフトを活用することで費用を抑制できれば、他の領域への投資も可能になるでしょう。
RPAを導入する際には、IT人材の確保や育成、ロボ開発やサポートなどに多くの費用が必要です。そのため、RPAフリーソフトの活用で導入費用がゼロになれば、RPAの社内への導入がスムーズに行えるでしょう。
さらに、RPAは導入後の運用やメンテナンスにも人件費が必要です。したがって、RPAの導入プロジェクトを起案するときには、中長期的な予算確保も視野に入れておかなくてはいけません。
導入して失敗しても損失が少ない
導入に失敗したときのリスクを抑えられる点も、RPAフリーソフトの大きなメリットだといえるでしょう。
RPAを導入したからといって、必ず生産性向上やコスト削減などが実現できるわけではありません。実際、RPAの導入に失敗してしまう企業は多く存在します。
RPAの導入に失敗しないためには、自社の業務フローにマッチすること、現場のスタッフが使いこなせること、課題改善につながる機能が提供されていることなど、さまざまな条件が必要です。しかし、RPAフリーソフトであれば、失敗のリスクを下げられますので、複数のツールを試して自社に合うものを探してみてもよいでしょう。
RPAフリーソフトのデメリット
RPAフリーソフトのメリットをご紹介しましたが、ここではデメリットについて5点ご紹介いたします。
制限が多く全業務に対応できない
RPAフリーソフトは、以下のように機能が制限されたツールが多いです。
作成できるロボット数に制限がある
使用できる機能に制限がある
しかし、完全無償で提供されているので、想定できる範囲内ではないでしょうか。RPAフリーソフトは、多くは自動化できる機能を制限されたツールといえます。RPAフリーソフトを利用する際は、自動化する対象が小さい業務から試験的に利用するといいでしょう。
十分なサポートが得られない
RPAフリーソフトと有償版の大きな違いとして、「ベンダーからのサポート体制」があげられます。
まずは、RPAツール有償版サポートの例を確認してみましょう。
- ヘルプデスク
- カスタマーサポート
- シナリオ作成代行/作成支援
- RPAツール勉強会
- RPAツール解説動画
以上のように、有償版にはサポート体制が充実している場合が多いです。ただし、提供しているRPAベンダーや代理店ごとにサポート体制が異なるので、公式サイトでしっかり確認をしてください。また、利用プランによって提供しているサポートが異なる場合もありますので、注意をしてください。
反面、RPAフリーソフトで海外ベンダーの場合、日本語に対応していない場合や、自力で操作方法の習得をしないといけない場合があります。使い方など分からないことがあった場合、ネット検索や英語ドキュメントを読む必要があり、時間がかかる点がデメリットです。
サーバーやクラウド上での管理ができない
RPAフリーソフトは、サーバーやクラウド上で管理できません。そのため、サーバーやクラウドを介して、複数のロボを一括で動かしたり、特定時間に起動して作業させたりすることが困難です。したがって、RPAを全社的に活用して大幅な生産性向上につなげたい場合には、有償版RPAツールを導入するべきでしょう。
また、セキュリティの観点から、自社サーバーで管理したいという場合にも、RPAフリーソフトは不向きだといえます。RPAを導入する際には、自社の利用目的を考慮したうえで、無料か有料か検討することが大切です。
英語のサービスも多く、理解をするのが難しい
RPAフリーソフトは海外製品が多く、日本語対応していないツールも多いです。そのため、詳しい操作方法を習得するためのハードルは、どうしても高くなります。
RPAをはじめて利用する場合、スタッフが英語に長けていなければ、使いこなすことは難しいでしょう。また、サポートも英語で対応しなくてはいけないため、トラブルが発生した際もスムーズに解決できない可能性があります。したがって、RPAフリーソフトを導入する場合には、英語で対応しなくてはいけないことを念頭におかなければいけません。
突然の提供停止が起こりうる
RPAフリーソフト「Intelligent Automation Cloud Express(旧名:RPA Express)」が2020年4月21日をもって、無料ダウンロードの公開が停止されました。使用していたライセンスは今までどおり使用できるようですが、新たにお試しでツールを体験し、これから導入しようと思っている方は利用できません。
RPAのフリーソフトは、このような突然の提供停止が起こりえます。利用する際は慎重に検討しましょう。
RPAフリーソフトを利用する際に知っておくべきこと
ここまでRPAフリーソフトのメリット・デメリットをご紹介しました。この章では、RPAフリーソフトを利用する際に知っておくべきことを5点にまとめています。
RPA導入のイメージは可能
自動化を検討しているものの、上長を説得できない場合や、効果を数値で説明してと言われることがあるのではないでしょうか。RPAツールの選定をする権限があっても、いきなり有償版を購入するのも難しいと感じるでしょう。
そういう方は、RPAフリーソフトがおすすめです。実際にRPAツールを動かし、業務の自動化を体験できれば、RPA導入のイメージが湧いてきます。
本格導入とは比べものにならない
RPAフリーソフトは気軽に自動化を始めやすいメリットがある一方で、機能制限があるため効果が薄い、というデメリットも存在します。
RPAフリーソフトで自動化を学び、「お試し」の感覚で利用するといいでしょう。そして効果が実感できたら有償版のトライアルを検討してみてください。利用できる機能が増え、サポートがつく場合が多いので、本格導入とは比べものにならない業務自動化の効果を発揮するでしょう。
有償版RPAツールの無料お試しを利用すべき
有償版RPAツールの無料お試しは、必ず利用することをおすすめします。無料で利用できる期間や台数が制限されていることが多いですが、有償版RPAツールの機能を実際に試すことができるので、業務効率化の効果を感じやすく、導入のイメージもつきやすくなるでしょう。
<<有償版RPAツール 無料お試しの利用期間表>>
ツール名 |
無償お試し期間 |
備考 |
ロボパットDX |
1カ月 |
3アカウント分のトライアル可能 無料サポートあり |
Autoジョブ名人 |
2カ月 |
|
BizteX cobit |
1週間 |
|
JobAuto |
30日間 |
ソフトウェアだけでは問題の解決に繋がらない
RPAツールを導入したとしても、すぐに自動化ができるわけではありません。ITツール全般に言えることですが、RPAソフトの導入だけではなく、「人」「業務」「組織」全体で変わることが必要です。また、RPAツールを導入すると、以下のようにRPAツールだけではカバーしきれない業務が発生します。
- 自動化業務の選定ヒアリング
- 運用、保守の担当
- トラブル発生時の対応
RPAを導入する際、事前にどんな業務が新たに発生するのかを把握しておきましょう。同時に、属人化しない体制を作ってください。
属人化しないソフト選びが重要
RPA担当者しか操作できないソフトは属人化しやすく、担当者の負担になりやすいです。属人化しないソフト選びのポイントは以下の2点です。
ポイント1
誰でも操作ができる、技術者に頼らない業務自動化ソフトであること
※プログラミング技術を必須としないソフトウェアであること
ポイント2
提供ベンダーからのサポート体制が充実していること
これらのポイントからRPAソフトを選びましょう。
有償版RPAツールへの切り替えを検討すべきタイミングとは?
RPAフリーソフトや有償版RPAツールの無料お試しを使った結果、有用だと判断した場合は、有償版RPAツールへの切り替えを検討するべきでしょう。特に以下2つのケースについては、早急な切り替えをおすすめします。
ロボット数の増加など自動化規模の拡大時
自動化する業務の範囲が増え、ロボットの数を大幅に増やす必要がある場合は、RPAフリーソフトから有償版RPAツールへの切り替えを検討すべきタイミングです。
もちろん、RPAフリーソフトの中には、ロボットを無制限に制作できるものもあります。しかし、ロボットの数が増えると、同時にエラーやトラブルの発生率も上がり、業務に支障をきたす可能性が高くなるでしょう。そのため、ロボットの管理や監視機能が必要になりますが、RPAフリーソフトにそれらの機能は搭載されていません。
一方、有償版RPAツールには、ロボットの管理や監視機能が提供されていることが一般的です。したがって、ロボットの数の増加など自動化規模の拡大時には、RPAフリーソフトから有償版RPAツールへの切り替えを検討するべきでしょう。
制限により思うように使いこなせない場合
RPAフリーソフトは、機能や利用期間は制限されているものが多いです。そのため、全社的にRPAを活用したくなった場合や、複雑な作業の自動化を実施しようとする場合には、対応できないこともあります。
また、無料トライアル期間が短く、スタッフが操作に慣れないうちに終了してしまうケースも想定されるでしょう。特に通常業務が忙しい現場においては、スタッフが新しいツールに慣れるまでには長い期間が必要です。したがって、RPAの有効性を理解し、業務効率化に活用したい場合には、有償版RPAツールの導入を視野に入れなくてはいけません。
手厚いサポートが必要な場合
RPAの導入や運用時にサポートが必要な企業も、有償版RPAツールの導入をおすすめします。
RPAを使いこなすためには、操作方法だけでなく自動化のコツを理解し、組織体制を整えなければなりません。そのため、RPAをはじめて導入する企業は、導入時や運用後にサポートが受けられない場合、大きな成果が期待できない可能性が高いです。RPAフリーソフトを使って、なんとか業務の自動化には成功したものの、実際に現場に導入した結果「予期せぬトラブルが発生し業務が止まってしまった」というケースは十分考えられます。
しかし、RPAフリーソフトの場合、無料ということもあり、手厚いサポートを期待することは難しいでしょう。そのため、RPAに関する深い知識を持った人材が不在の企業は、有償版RPAツールを導入したほうが賢明です。
導入時はもちろん、実際の運用がスタートした後でも、電話やメール、チャットなどで柔軟に対応してもらえますので、安心してRPAを導入、運用できるでしょう。
無料でトライアルが可能なRPAフリーソフト
ここでは、無料でトライアルが可能なRPAフリーソフトをご紹介します。自社の課題解決につながるものをみつけ、ぜひお試しください。
Autoジョブ名人
Autoジョブ名人は、もともとはIE(Internet Explore)における業務の自動化に主軸を置いたRPAフリーソフトでした。しかし現在は、バージョンアップを繰り返し、ChromeやEdgeの操作や、Windowsアプリやファイル操作などの自動化にも対応している点が特徴です。また、オンラインコミュニティ「名人+(Plus)」が提供されているため、RPAをはじめて導入する企業でも安心して利用できます。
batton
シンプルな操作が特徴のbattonは、現場スタッフ主導の業務自動化がしやすいRPAフリーソフトだといえるでしょう。クラウド型のため、1台のパソコンで覚えた作業を複数のパソコン上で再現できるため、全社的な生産性向上につなげやすいでしょう。また、AIが以前のパソコン環境を学習してくれるため、新しいパソコンに変わった場合でも、スムーズに業務の自動化を引き継げる点もメリットです。
UiPath StudioX
「世界3大RPAソフト」の1つであるUiPathは、ドラッグ&ドロップがメインのActivity(アクティビティ)と呼ばれる機能を活用してロボ作成が行えるため、世界中の多くの企業で活用されています。プログラムや高いIT知識を持たない方でも業務の自動化が行えるため、現場のスタッフ手動で生産性向上につなげることが可能です。
コピロボ
コピロボは、普段業務で使用しているExcelフォーマットをそのまま活用して、業務の自動化を実現できるRPAフリーソフトです。そのため、設定が簡単で導入ハードルも低く、手作業での集計時間を限りなくゼロに近づけられるでしょう。またコピロボであれば、Excel帳票やDB連携の設定など、難しい操作も必要ないため、現場のスタッフでも扱いやすい点がメリットです。
パトロールロボコン
パトロールロボコンは、調査や復旧、報告といった、人手によるシステム運用業務の自動化に特化した、開発型のRPAフリーソフトです。従来のRPAでは実現が困難だった、複雑なIT運用業務の自動化を実現できます。全社的なシステム運用の自動化を実現したい場合には、パトロールロボコンが適しているでしょう。
Blue Prism
サーバー型RPAフリーソフトであるBlue Prismは、フローチャート形式でロボを作成し、作業を自動化することが可能です。また、高いセキュリティ機能が備わっているため、医療機関や金融機関などへの多くの導入実績があります
BizteX cobit
国内初のクラウドRPAツールであるBizteX cobitは、直観的なUI・UXを備えたRPAフリーソフトです。導入までのリードタイムも短く、テレワークを中心に業務を展開する企業や複数の拠点を持つ企業でも、スムーズに導入できます。また、エラー発生時など特定条件下において、事前に指定した処理を実行する機能も搭載しているため、安心して自動処理を実施させることが可能です。
RPAロボパットDX
RPAロボパットDXは、プログラミングスキルがないスタッフでも扱えるRPAフリーソフトです。そのため、現場のスタッフが主導で、業務の自動化・効率化が行えます。また、RPAロボパットのサポート体制は、非常に手厚いため、導入時だけでなく、本運用に入った後やトラブルが発生したときでも、安心して利用できる点も特徴です。
まとめ
今回はRPAにフリーソフトで十分なのか、無料ツールのメリット・デメリットについて解説しました。
近年のRPAツールは多種多様です。それぞれのRPA無料ツールと有料ツールの違いを最初に確認してください。そして、自社の自動化に必要な機能を棚卸しし、最適なRPAを導入しましょう。
万が一、自動化業務の洗い出しに困っている、業務効率化の効果をうまく測定することができないなど、困っていることがある場合は、ぜひFCEプロセス&テクノロジーにご相談ください。
操作が圧倒的に簡単な「ロボパットDX」は、以下の4つの特徴を持ちます。
- 実際に使って覚えることができるほど、操作性が優れていること
- 研修や個別相談など、充実したサポートが揃っていること
- 1カ月単位での契約が可能なため、柔軟な運用ができること
- 無料トライアルとして1カ月3アカウントのトライアルが利用できること
また、サポート体制において以下の4つの要素を重視しています。
- ロボ作成者を複数人育成する
- トライアル中に完成ロボ3業務分を作成すること
- 業務洗い出し方法の習得、および10以上の業務洗い出しを立案
- ロボ進捗会議の実施
RPA担当者を複数人育成することで属人化のリスクを減らし、トライアル中に完成ロボ3業務分を作成することで、導入後の業務効率化の効果を実感できることが特徴です。
ぜひ、導入実績が1,000社を超える「ロボパットDX」をチェックしてみてください。
手書き文字をデータ化する、OCR(光学文字認識)ソフトのPat-OCRもご用意しています。
Pat-OCR | RPA-Robo-PatDX(ロボパットDX)